パン屋の姉さんの備忘欄

先週の金曜日、いよいよパンやの前のU字溝に水が入った。
田植えシーズンだけ、水が流れる。
例年より、気候はだいぶ寒いのだが、田植えの準備は、
いつもどおり進んでいるようだ。

四賀は、山が浅い為か、水が少ない土地で、
お百姓のいわゆる水争いは、大変らしい。
年寄りに聞くと、昔は線香１本ともす間
水を引いてよい。何てことをしたそうだ。

今だって、水路を閉じられないように
見張っていたりする。
米作りは、本当が手間がかかる。
米が余っているなんて話もあるが、
やっぱり豊作が良い。

やっと咲いた水仙が、頭をたれて水に映る自分の姿に見入っている。
山奥の美しい湖でなくて、田んぼの用水なのが残念だけど、
咲く姿が、ギリシャ神話を思い出させてくれた。