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カテゴリ:番外(ポジティブ)
【こころに残るCDW-17Jan2003の言葉】
番外.人間は退化したのか 《解説》 この間読んだ本に面白い記事があった。そのときに浮かんだ言葉だ。 その記事は、「コンピュータの人口知能コンテスト」の審査方法だっ た。その方法は、複数のコンピュータと数人の(生身の)人間を相手 に、10人の審査員がインタビュー(というか会話)をして、一番優 秀なコンピュータを決める、というものだ。 ここで、人間が入っているのがミソ(審査員を撹乱させるため)だそ うだが、結果は面白いものになったそうだ。優秀なコンピュータが選 ばれたのだが、興味を惹かれたのは「生身の人間は選ばれなかった」 事、と4人もの審査員から「君はコンピュータに違いない」と言われ た人間がいた、という2点だ。 人間のように話せるコンピュータができている一方で、コンピュータ のようにしゃべる人間ができている、ということなのだろうか。そし て、人間は、進化したのだろうか。それとも、人口知能を持ったロ ボットの出現を機に退化を始めてしまったのか。 いずれにしても、いくら優れた人口知能を持ったロボットが出現して も、人間が作る以上人間を超える発想ができる様にはならない気がす る(と言うよりそう信じたい)。また、多分ロボットには絶対できな い事があると思う。 それは、「気まぐれな行動」だ。自分の行動を論理的に処理している ロボットには、「気まぐれな行動」はできないと思う。我々は、気ま ぐれな行動ができると言って胸を張って主張するほどのことではない が、ロボットと人間の相違点として、しばらく存在してゆくはずだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.11.06 11:47:03
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