230.トラブル発生時の対処より発生させないための対応が大事(2004-11-07)
【こころに残るCDW-17Jan2003の言葉】230.トラブル発生時の対処より発生させないための対応が大事《解説》立て続けに、問題が発生したので心に刻まなければならない言葉だと思った。発生するトラブルのうち、ある程度予測のつくもの(例えばパソコンが壊れる、とか、データが壊れる、とか)は、あらかじめ予防策を講じておくべきだと思う。パソコンのウィンドウズ(Windows)が起動しなくなった、そのときに、データのバックアップをしておけばよかった、と思っても、後の祭りである。あらかじめ、データのバックアップをしておくことや、ウィンドウズ(Windows)が起動していたころの状態をバックアップしておくことも重要な対策と言える。こう言うのも、最近、女房の友人がウィンドウズ(Windows)が起動するデータが格納されている領域のデータを消してしまい(この操作そのものが重大な過失と言えるが)このために、ウィンドウズ(Windows)が起動しなくなってしまった。この修復に6時間ほどかかった。通常は、ハードディスクの容量が大きくなってきたので、もっと時間が必要になる。運良くウィンドウズ(Windows)が起動できるようになったが、これは奇跡に近いと思う。パソコンの世界ではこうだが、仕事の世界にも同じようなことが起こる可能性がある。これに対応するためには、予防するための準備の工数が必要になるが、仕事に追われていると、この予防するため余裕が無くなり、予防できないために、トラブルが発生してしまい、そのフォローにさらに工数が必要になってしまう。最終的には、予防するための工数のゆとりがなくなると、トラブル発生による通常の作業工数以外の工数が発生してしまい、業務遂行とトラブル発生に対する対応工数が雪達磨式に増えてしまう。マネージャも部下に対して、工数に余裕を持たせて欲しいものだ。そうすれば、みんな幸せになれる。