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先日は、専大北上高校の野球部が廃部という記事が出ていましたが、朝日新聞によると、
「特待生申告校は382校に 高野連が発表」とのことです。 私立高の半分程度がスポーツ特待生制度を使っていたことのようですが、個人的には、そんなものだろうなと思っていました。 実は、私の弟も全国大会常連の高校のサッカー部に特待生で入りました。その時は私やうちの両親は猛反対したのですが、本人の意思が堅く(監督がもので釣ったり、勧誘がものすごかったのもあるんだとは思うのですが)結局は入学しました。 結局は高校2年の終わりの3月に右足を骨折し、日の目を浴びることはなかったのですが、大学もスポーツ推薦で行けなくなり、好きなサッカーもできずに高校3年の時はかなり勉強していたのを目にしています。本人のがんばりもあって、無事大学には進学できたのですが、今の野球部の3年生たちも同じような状況にならないか気になるところです。 専大北上高校は廃部、同好会として再スタートして来年には野球部にというシナリオを作っているようですが、それは定年まで余裕がある大人の論理です。高校生は3年間しかない(特に3年生は1年しかない)という状況でレギュラーを取るために必死で練習をしています。それが急に廃部ですと言わて納得できるような状況ではないと思います。 特に、野球規則に特待生はダメと書いてあることを知っていて入学した生徒はほとんどいないのではないでしょうか?今回の問題にあたってはペナルティを受けるのは学校や監督であって選手たちではありません。これで春季大会に出れなくなる選手が8000人近くもいるとのことですが、この選手たちをスケープゴートにして問題を収束させようということは絶対にやめてほしいものです。 また、学校側の申告が締切最終日に集中したことも非常に気になっています。調査なんて1日もあれば終わる話です。きっと印象を薄めたいのでほかの学校にならって最終日に報告しようということなのだと思うのですが、このような学校の対応にもかなり疑問を感じます。自分の子供が大きくなった時、これらの学校に行きたいと言ったらどうするか、いろいろ考えさせられる記事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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