今日の一台は“Alpine M63”、アルピーヌがル・マンに初めて送り込んだプロトタイプ・レーシングカーです。
アルピーヌといえばA110のラリーでの活躍が有名ですが、サーキットでも多くのクルマが活躍していました。
でこのM63、ルノーのエンジンをチューンした1,000ccの小さなエンジンで、4,000ccから5,000ccの大きなクルマを相手に戦いました。(ちなみにこの年優勝したフェラーリ250Pは3,000cc、M63の約3倍)ちょっとでもスピードを稼ぎたい、そんな気持ちが感じられる流線型のボディが素敵ですね。
アルピーヌのル・マンへの挑戦はその後も続き、1978年A442Bで念願の総合優勝を勝ち取ることに…。
なんて、いろいろと調べていたら“アルピーヌ創業者、ジャン・レデレ氏死去”なんて記事が見つかりました。85歳だったとか、ご冥福をお祈りします。