今日の1冊は縄田一男選「親不孝長屋」、江戸物のアンソロジーです。
タイトルの池波正太郎“おっ母、すまねえ”、平林弓枝“邪魔っけ”、松本清張“左の腕”、山本周五郎“釣忍”、宮部みゆき“神無月”の五話が収録、いずれも親と子の気持ちのやり取りを描いた名篇、人情時代小説が楽しめました。
良くできたアンソロジーは誘い水の様に収録された作家の他の作品を読みたくなります。
次は松本清張の“宿人別帳”、平岩弓枝の“御宿かわせみ”、あたりを読んでみましょうか。
鬼平、山本周五郎の“さぶ”も未読だし、ヒマつぶしのタネは色々ありますね。
きょうの一枚は散歩の途中に見つけたトリケラトプス、“すまねえ”って言ってるみたい?