今日の1冊は、リチャードマシスン「アイ・アム・レジェンド」、ウィル・スミス主演の同タイトル映画の原作、あいにくボクは未読でした。(たぶん…)
マシスンは「盗まれた街」、「縮みゆく人間」、TVシリーズ「ミステリー・ゾーン」の脚本、等で有名な作家、ロビン・ウィリアムス主演の「奇蹟の輝き」の原作もそうでした。
今回、尾之上浩司の新訳版を読みましたが、1958年の作品なんですね、これって。でも新訳のせいか、古臭さは感じませんでした。
物語は大戦後の(世界的な規模?)1976年1月!から始まります。
戦争で使われた細菌が巻き起こした疫病で主人公以外の人類は死に絶え、他には人間でない物に成り果てたモノたちがいるだけ。孤独の中で自暴自棄になり、主人公は生きる希望を失いかけますが、なんとか疫病の秘密を探り当て、人間でないモノたちに闘いを挑みます、そして…。
しかし、刊行時から20年後に人類滅亡を設定していたのは意外でした。もしかすると、当時の冷戦下の影響で、遠い未来は想像しづらかったのかも。
いずれにしても、世界にたった一人、残されて生きて行くなんて、ボクには無理ですね…。
きょうの一枚は、地球最後の自転車、ぶれてますね。