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『読書なんて……別に』 学生にあるまじき発想でしょうか。『理科バカ』を自認する私は、十年以上ろくな読書はしていません。特に小説なんてものは全くです。かろうじて『ブルーバックス』(理科系の人にはお馴染みでしょうが、文科系の人は聞いたことないでしょうね)は読んでいましたが。
しかし、最近、修論の実験が完全に『フリーズ』してしまっていて、情緒不安定になっているのが自分でもわかります。『イライライライラ』です。こんな時、なぜかふと中学校の時に読んだ文庫本のことを思い出しました。『そうだ、あの文庫本を今もう一度読んでみよう』って思い立って、電車に乗って本屋に買いに行きました。まさにこんな行動こそが情緒不安定である証拠です。 それはどんな本かというと、北杜夫のエッセイ:どくとるマンボウシリーズです。『どくとるマンボウ昆虫記』『 〃 航海記』『 〃 青春記』なんかです。正直な話、確かに読んだことは覚えていますが、そんなに感動するほど面白いと思ったわけでもないこともはっきりと覚えています。多感な中学時代だったので複雑な心境の中で、高校受験の勉強の傍ら……と言おうか、高校受験の勉強に逆らうために読書をしていたのかもしれません。 こういっては何ですが、生真面目なこの私、勉強を放棄して遊びほうけてしまう根性はありませんが、逃げ道として読書に逃避することはありました。なので『読書』というものにはあまり良い印象がありません。しかし、この歳で中学生みたいに読書に逃避してみたくなってしまいました。はい、読み始めています『どくとるマンボウ航海記』。 私は自分でずっと前から薄々気が付いてはいました。『俺って頭ん中は中学生のまんまだな』って。今はもうこのことを確信していますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年06月27日 20時25分49秒
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