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カテゴリ:子育て
先日、ショッピングモールのフードコートで、やたらと走り回る子どもが数人いた
どうやら親達は隅っこにある、ソファー席にドカッと座ってくっちゃべっていた 私と娘’sが通路側のテーブル席で食事をしていたら 子ども数人が、ラーメンを運んでいる、ドカタ風の中年男性に激突 その男性、弾みでトレーを離してしまい、2人の男の子に頭からラーメンをかけてしまった 当然、ドカタ男性は激怒 その場でラーメンを被った子どもに怒鳴りつけていて ラーメンを被った男の子2人は「熱い、熱い」と泣き出すし まさにカオスな状態 見かねて、近くに置いてあった『洗浄済』の布巾にウォーターサーバの冷たい水を含ませて男の子を冷やしてあげた そうこうしている内に、その場からシレッと逃げていった他の子が、男の子達の親を連れてきた そうなると、バトル勃発 そりゃ、なるよね〜 巻き込まれるのはゴメンなんで 私もその場をシレッと離れて食事を再開 娘’sは、野次馬根性丸出しで 「次の展開は?」 「やっぱドカタ風、強そうだよね、怖そうだよね」 なんて、楽しそうに予想を話していた って言うか、火傷してるんだから、さっさと医者行けよ… 激怒したドカタ男性は、謝れ、ラーメン弁償しろ、クリーニング代寄こせ と、要求を怒鳴りつけ 母親は、子どもが火傷した、治療費払え、慰謝料払え と、まくし立てる ま、でもこの場合 確かに周りをあまり見ていなかったとは言え ドカタ男性に非はないよなぁ フードコートで走り回る我が子を注意できない親に問題がある きっと、店の人に注意されないと 走り回る我が子を止める事もしないんじゃないかなぁ? 『叱らない育児』 『子どもを褒めて育てる』 これを提唱している人がいて 良くこの話を色んな所で耳にしたけど 実践している人に、正しく解釈できている人が少ないんじゃないかなぁって思ってしまう 叱らない=注意をしない 褒める=躾けない こんな図式になってない? 叱らないのは、その家の方針 好きにやっていいと思う けど、人に迷惑をかける行為を咎めないのは、親の責任放棄 褒めて伸ばすのは大いに賛成 けど、やってはいけない事をしたら、それを正しい方向へ修正してあげるのが親の責務 つまり、子どもは責任を取れないんだから、子どもがやらかした事の責任は親が取らなければならない だから、一般的な普通の感覚を持った親は、そうならないように子どもを躾けていく つまりこれによって社会性が身につき、一般社会の中でもやっていける様になるんだと思う じゃあ、『叱らない育児』を受けた子どもは? どんな風に育っていくんだろう 私の子どもの頃 親に怒られた事のない子は、ちょっとの事で道を踏み外す そんな風に祖父母から聞いた事がある まぁ、怒る事がいい事なのかって話は置いといて やっぱり、ギリギリの所で踏み止まるか、踏み越えるかは それまでの人間関係、家族関係にあるんだと思う 今まで、子どもに向き合って、たくさんの話をして、いい親子関係、家族関係が作られていれば 最後の一歩は、踏み止まると思う だけど、色んな意味で 子育て、親子関係、家族関係が歪んでいれば、最後の一歩でラインを踏み越えてしまう さらに、踏み越えた先から、元へ戻れるかどうかも、それまでの関係によって結果が変わってくる つまり、人の話を聞き入れるかどうか 家族の声が届くかどうか なんだと思う じゃあ、『褒めて伸ばす育児』を受けて育った子どもは、どんな風に育つのか? もちろん、褒められれば、その事についてはスゴく自信につながる 自信が付くと、子どもって放っておいてもグングン伸びていくもの 色々な事で褒めて、自信を付けさせるのは、とってもいい事だと思う でも、躾けをしないのは、話が違う 間違った事をしたのに、無理やり褒め処を捜して、褒めるのとか 絶対に間違っている いい事が出来たら褒める 悪い事だったらキチンと注意をする 自分で考えた事は、失敗したとしても褒める でもダメな物はダメ 親として教えるべきは事は教え 時には失敗するとわかっててもトライさせてみる なんでもかんでも褒めればいいってもんでもないでしょ⁉︎ 同級生の息子さん 叱らないというか、叱れなかったらしい 高校を卒業し、親元離れて地方の国立大に進学したけれども 大学でやっていけず、引きこもりに 同僚の娘さん ベタベタに甘やかして、なんでもかんでも親がやってあげて、褒めて育てるが 大学卒業後、大手企業に就職するけど、社会に適合できず 現在、療養中 そりゃ、そうやって育てられた人でも上手く社会に馴染んで、フツーにやってる人も大勢いると思う けど、子どもが社会からドロップアウトしたのだから その子育ては失敗だったんだろうなぁ でもさぁ、人生の事なんだから、失敗しました、やり直してください って訳にはいかないよなぁ 一発勝負の子育て 私は、親の責任として、キチンと社会に送り出してあげたいと思う 我が家は詰め込み型の子育てを嫌って 高校生になる現在まで、なんの習い事も塾も通わせた事が無い 学校のクラブ活動とか部活、課外教室くらいしかやった事が無い それでも夏期講習と模試くらいは行かせたけど でもそれって、単発の範疇かな 子ども時代、伸び伸びと自由に過ごさせてきた これが娘’sが大人になって、どんな風になるのかは 今はまだわからない その時々で必要があれば厳しく叱ってもきた ちょっとした事でも、自分で考えて出来た事は褒めてきた 小さい頃から、人に迷惑をかける様な事はした事が無い せめて社会に出て、困らない様には教えてきたつもりだし これからもそれは続けていくと思う だからなのか 叱らない親、叱れない親の子どもって この先どんな風に育っていくのか やっぱり何処かで子ども自身が困る事があるのか? それとも、何にも無く平凡に育っていくのか スゴ〜くその成長に興味があるなぁ それにしても、子どもって 自分に都合の悪い事は隠そうとする 考えてやってる場合もあれば、無意識にやってる場合もある だから、私は娘’sの事は信じていても 子どもの一方向的な話だけを信用するのではなく 先生や周りにいたという子どもからの話を集めて、できる限り客観的に考える様にしている 周りの親に多かったのは、我が子を妄信的に信用して 我が子からの訴えを元に学校へ意見を申し入れる 時には強く、苦情を申し入れる しかし、状況の情報をつぶさに集めると見えてくる真実は、子どもの訴えとは違った それでも振り上げてしまった拳は引っ込められずに振り下ろしてしまう 学校がゴタゴタしてしまう 結局、そのしわ寄せって、子どもにいくんだよね… 親が騒いだ結果、学校へ行きにくくなる、クラスに居場所がなくなる、友だちと気まずくなる その行動、子どもの為になっているのか? 我が子を護りたい一心からだとは思うけど 巡りめぐって、我が子へブーメランとして返ってくる事が想像できないんだと思う 子の心、親知らず 親の心、子知らず やっぱりバランスが難しいよなぁ ![]() ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.30 18:27:54
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