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2019.07.31
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カテゴリ:子育て
先日、娘’sが、電車に乗り遅れてしまったから、迎えに来てほしいと
携帯に電話があった

「駅には他に友だちはいないのか?」
と聞くと、どうやらいる様だ

なら話は早い
「その子と一緒に電車を待って、帰ってこい」と

家に帰ってきて、「ケチだ」なんだと文句を言うので
「これで迎えに行ったら、その子は1人で待つ事になる」
「なんて友だち甲斐の無いやつだ」
と言うと、黙った
というか、表情からすると、その事は今言われて気づいたらしい
全く考えていなかったのか…

子どもの送り迎えには、ホント、頭を悩ませた
我が家は田舎の学校なので、小学校まで、歩いて45分、子どもの足だと1時間近くかかる
帰りなんて、チンタラチンタラ歩いて帰ってくるもんだから
それこそ1時間をゆうに超えて帰ってきてた

ま、心配といえば心配なんだけど

私は基本的に、学校へは、自力通学が当たり前だと考えている

通学路の中には、学校では教わらない、様々な活きた教材があると考えている

雨の日は、雨の日の
風の日は、風の日の
晴れた日は、晴れた日の
雪の日は、雪の日の

色んな経験や、その時々の情景など
諸々のその時々しかないものがあるんじゃないかなぁ

通学路は、大人の目の離れた
完全に子どもだけの世界
その中の会話や友だちとのやり取りなんかは、子どもの頃にしか感じられない何かがあると思う

しかし、我が家の祖父母は違っていた
孫がかわいいから、孫がかわいそうだからと
私が、「やめてくれ」と再三頼んでいるにもかかわず
ほぼ毎日の様に学校近くまで車で乗せて行ってた

毎日、欠かさず行けるのであれば
毎日、送り迎えにでもいいが
町内会の集まりだ、町の婦人部の集まりだ、友だちとご飯食べに行くだのと
自分の都合がある日は行かない
旅行に行ったりもするのだから
ハナっから毎日欠かさずなんて無理なのに

それを指摘すると
「そんなの無理に決まってるじゃないの」
と、逆ギレしてまくしたてる

だから言っているんだけどなぁ
毎日できないんだから、自力通学でいいって

子どもも甘えて、祖父母に迎えにくる様に電話を入れる
時折、私が平日休みの日があり
歩いて通学していないのがバレて
バツの悪そうな顔をしていた

よく、祖父母は、「雨が降ったら、濡れてかわいそうじゃないか」
と言っていたが
雨の中、歩けない様に育ってしまった方がよっぽどかわいそうだと思うんだけど
「これからの人生、雨の日なんて、しょっちゅうあるんだし、その全部を送り迎えするって言うんなら、やってもらってかまわないけど」
と言うと
「そんな事、出来るわけないじゃない」
と決まって答える

だから私はやる必要無いって言っているんだけどなぁ…

これからの人生で
雨の日に出かけるのがおっくうになって、通勤、通学ができなくなる方がよっぽどかわいそうだと思わないのか?

雨の日なんて、実際に歩かないと
どれだけ濡れるのか
長靴やレインコートがどれだけ役に立つのか
そんな事もわかんないままだし
それがわかった上で、敢えて長靴を履かず、傘一つで出かけるのだとしたら
持っていく荷物の準備は何が必要か、装備はどうするのか
そんな事を考えられる様になる

雪の日に歩いた経験があれば
雪の日は、どれだけ歩くのに時間がかかるのか
どれだけ寒くてしんどいのか
そして、雪の日は雪の日だけの楽しみがあるって事もわかる

そんな経験を子どもの頃にちゃんと経験させてあげたかったから
私は自力通学にこだわっていた

娘’sの同級生の親も
「送り迎え、けっこう大変なのよねぇ、働いているから」
なんて話をしていた

じゃあ、送り迎え、やめちゃえよ

「家の娘’s、歩いてるから、時間を合わせて一緒に歩かせてみたら?」
なんて事を言うと、少しずつ歩く子が増えていった

そうなると、今度は祖父母が送ると言っても、娘’sは友だちと一緒に歩いて通いたいから、断る様になってきた
で、雨の日なんか、送ってほしいなと思って頼んでも
普段断っているから、ヘソを曲げて送ってくれない
なんて事もあった様だ

もちろん、親が心配になる様な事も何度かあった
でもそれも娘’sの人生の中の学習だと思い、何事もなかったのだから、それで良しと考える様にした

学校にも改善の要求をいくつもした

小学校の方も、自力通学で考えてる家庭が少ないからなのか
けっこう、規則がメチャクチャだった

小学校は、手袋、マフラー、毛糸の帽子が禁止だった

理由はそれぞれあった様だが
寒い冬場の道のり、この装備が無いって考えられない
何度も学校に申し入れて、許可をもらった

中学校は、コート禁止、マフラー禁止

いやだから、寒いってば

これも散々掛け合って
コートは禁止だけど、部活のウォーマーはOKをもらった
マフラーも、マフラーは禁止だけど、ネックウォーマーはOKと

娘’sは歩きで通学してけど
自転車通学の子たち、ツラかっただろうなぁ

真冬に制服とカーディガン、手袋だけでコートもマフラー無しで自転車って
どんな修行だよ…

同僚の子どもの小学校は、基本的に集団登下校らしい
地区班ごとにまとまって通うらしく
そこに大人が付き添う事はダメ
自転車や車でのピックアップも基本的にダメ

まぁ、集団登下校に大人が付き添うと、何かがあった時、付き添っていたその人の責任って話になっちゃうだろうし
それを防ぐための措置なんじゃないかって事は想像できるけど

でもさぁ、子ども達が心配で
子ども達のためにわざわざ付き添う労を買って出てくれてる人がいて
自分はいろんな理由でやらない人がいて
やってくれた人にその責任を全部押し付けるのって
あまりにも酷すぎる話だと思う

そ〜じゃないだろぉ⁉︎

でも結局、その辺の感覚のズレが
今時の考え方と、前時代的な考え方として違ってきているんだと思う

そして自分はやらないけど、やってくれる人がいて
やらない人は、それをやってくれる人に全て任せて、口だけは出す
そういう人って、そもそも無責任だから言いたい事だけ言っている気がする

保育園や放課後クラブに預けっぱなしにして、自分が仕事休みでも預ける人って、たぶんこのタイプだと思う

私は、やる事は、できる限りやってきたつもりでいるけど
まだ全然足りて無いと思う
なのに時間だけはどんどん過ぎていく
気がついたら、もぉ高校生だもんなぁ
子育てって時間足らな過ぎ






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最終更新日  2019.08.01 07:26:08
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