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カテゴリ:子育て
先日、職場でこんな話をしていた
同僚から子どもの進路の相談を受け 学校を決めた理由は 成績? 親の希望? 子どもの希望? 学費? 通学の利便性? 学校の風土? 早い話が、何を基準に決めたらいいのかって事だった そんなもん、子どもの学力に見合った学校にしか入れないんだから 悩むまでもないだろぉ⁉︎ なんて思ったけど、それは言ってもしかたがない事だし 思えば去年は私も迷っていたし 親としては行けるのなら、ハイレベルな学校に行って欲しい ま、行ったら行ったで苦労はするだろう事は想像できるけど 学力の低い学校に入ってトップランク 学力の高い学校に入って下層ランク 果たして、どっちがいいのだろうか? レベルを落として、トップクラスの成績を維持した方が楽だし いろいろメリットもありそうには思うけど 私は、たとえ苦労するとわかってても、ハイレベルな所で必死にそのレベルに食らいついてやっていた方が、その先があるんだと思っている 大変だけど、全部終わってみれば 苦労した分だけ相応の見返りがあるんじゃないかなぁって 娘'sが志望校を決めた理由は 通学の利便性 電車通学なので、なるべく近い所をと望んでいた 同じ駅で候補となる学校が4校 1つは学区内トップの進学校 もう1つは、中程度の普通科 もう1つは、私立 残る1つは、工業 合格の可能性からいったら 私立か中堅校 夏の時点で偏差値は届いていて、内申も問題無し 受験も楽に乗り越えられると自分たちでは考えていた様だ それはそれでも良かったんだけど 現状で満足する様にはなってほしくなかった たとえダメでも、高みを目指して挑戦する事の大切さを、身を以て体験してほしかった そして、受験を通して、何かを感じてほしかった なので、娘'sは渋ったが、あえて進学校に挑戦する様に説得をし 第一志望を決めたのだ 決めたとはいえ、娘'sの頭の中には 直前で学力が届かなかったら、中堅の学校に行けばいいや という考え方が透けて見えたので 三者面談の時に、担任の先生に 「家は私立を受けません 公立一本、進学校のみ受験させます」 と娘'sの前で宣言してみせた さすがに、先生も娘'sも焦った様子が伝わってきたが 「背水の陣を敷いて、ダメだったのなら、二次募集で、合格確実の工業に行かせますから」 と大見得を切って見せた 後日、先生から 「やっぱり挑戦するのなら、滑り止めを受けた方がいいのでは?」 と、電話をしてきた なので、私は 「面談で、受験勉強をやる前から、現状維持が精々で、周りも勉強をして学力を上げてくるのだから、これからの偏差値UPは厳しいって言ってましたよね? 娘'sはそれを聞いて、それなら現状の学力で行ける学校でいいやと思ったはずです⁉︎ でも、やって偏差値が伸びない、なんて事は無いはずです やればやったなりの成果はあるんだと私は思いますけど?」 と言ってみると、先生は 「学力の低いお子さんは伸びしろがあるますが、ある程度の学力になりますと、偏差値を5ポイントとか10ポイント上げるのは、至難の技なんですよ」 と答えた 「だからこその背水の陣なんですよ 家の事なんで、先生に言ってもしかたがないですが、塾には行っていません 甘えた事が言える状況じゃない中で、上を目指させるので、ある程度、厳しさが必要だと思ってまして それとも先生は初めから無理だと考えてますか?」 そう問いかけてみた すると先生は 「いえ、やれば届くと思っています でも受験って人生の岐路なんですよ、子ども達に失敗はさせたくないんです ツラい思いはさせたくないんです」 そう言っていた 「先生の優しい気持ちは十分わかりました それでも娘'sは背水の陣で臨みます とは言え、先生のおっしゃる通りなので コレは、娘'sには言わないでください 滑り止めは受けさせますよ でもそれは願書提出のギリギリのタイミングで私から伝えます それまではあくまでも公立一本と言い続けますので、ご理解ください」 そう言うと、先生は安心した口調で 「ありがとうございます」 と言っていた 父親が三者面談で大見得を切った事で、本気だと思った娘'sは 私が、一度言い出したら自分の考えを曲げない性格だと知っているので その後、目の色を変えて受験勉強に取り組んでいた まぁ、きっかけは何であれ 人生の中で、こんなに本気になって、こんなに集中して、こんなに勉強するのなんて 受験期くらいしかないんだから グダグダ言ってないで、やってみろ! って これで第一志望は目星がついた 滑り止めは、実際、どこでもよかったので 娘'sが受かっても、ココには行きたくないなぁって思う少し遠目の学校を選択した 通学の事を考えて、模試も、近くの学校、遠くの学校、公立、私立、いろんな会場で受けさせてみた 移動の事を考えると、やはりできるだけ近くの学校ってのが頭にあって 例えば、キレイで施設が充実してる私立であっても、家から遠かったり、駅から遠かったり、乗り換えがあったりすると、候補には入らないらしい もちろん、志望の動機なんて人それぞれで 専門とする部活が強豪だから 校舎や施設がキレイだから 私立で附属でエスカレーターだから 中には、古い学校で、親が通ってたからとか 一族みんな同じ学校だからなんてのもあるらしい もちろん、制服が気に入って高校を選ぶとか そんなのだって十分、動機としてあると思う そんなこんなも話して聞かせたが、娘'sは利便性一番 何より朝、早いと起きられる自信がないから と言っていた なんなんだかなぁ… それならそれでいいよ とにかくやってみなさい と言うと、娘'sは いろいろ調べて、参考書やら、過去問やらを探して、買って欲しいと言い出した 塾に行っていない分の補填はしなければならないとは考えていた 参考書なり問題集なりは自分たちで必要と考えた時、買い揃える様にはしていた とはいえ、中学生が自分で調べて、探して なんて事には限界がある ここにはやはりサポートが必要 私がネットを漁って調べて 娘'sが同級生や先輩に聞いて情報収集をして、探し当てた で、受験勉強を始めると やっぱり感じるらしい⁉︎ 「ねぇ、滑り止め、受けないの?」 なんて事をたまに聞いてきた 「いらんだろ、公立一本だって、A判定まで駆け上がれば問題無いんだし」 って話していた ただしこの時点では、実際に考えて高校よりも、更に高ランクの進学校 それこそ県下で五本の指に入る学校だと、娘'sには話していた 普通に考えたら、こんなレベルの学校を一本勝負なんて 無謀もいいとこ、狂気の沙汰でしかないとは思った でも、このレベルの判定でB判定が取れれば、もともと考えていた学校はA判定になる その時点でどっちを選ぶか、自分たちで考えればいい と、私は思っていた 少なくともC判定だって、学力レベルは十分に達しているはずだし と、考えていた ま、ただそのハイレベルな進学校は、通学にちょっと時間がかかるので、とっちにしろ、学区内の高校を選ぶんだとは思っていたけど 背水の陣の効果なのか 本人たちの頑張りなのか 年明けの模試で予定通り、学区内の進学校のA判定を取れたので 娘'sたちに、少し遠いけど、あえてハイレベルな方を受けるか A判定で学区内の高校を受けるか、選んでいいよ と伝えた もちろん返事は聞くまでもなく 学区の高校 と即答が返ってきた まぁ、そうだよね ずっとそう考えてたんだろうしね で、タネ明かしもした 受験体制に入る時に話した パラシュートの理論 ギリギリで目標値に届くのではなく 前もって目標値に届き 垂直降下して、安全に目標地点に降り立つ その為に敢えてレベルの高い学校を目指して、学力を上げてきた で、目標値に届いたのだから、後は自分たちで好きな方を選択すればいい、と どうやら途中から解っていた様だが 始めてしまえば、目標を達成したいという気持ちが出てきたらしく そのまま続けていた、と言っていた 娘'sは、知ってて騙されたフリ? どうやら私一人が、この背水の陣にキリキリして、踊らされていたようだ⁉︎ あらヤダちょっとぉ⁉︎ 女ってコワいのねぇ… もしかして、日頃から私の行動も見透かされてるのかしら 何はともあれ、結果が出た事は 良かった、良かった ![]() ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.08 00:07:06
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