これがダメならアレをやってみた
絵が得意な子、音楽ができる子、工作が得意な子、スポーツができる子
いろいろあるけど、どれも生まれ持ったセンスって、あるよなぁ…
でも走るのって、才能が無くてもなんとかなるんじゃね?
なんて軽く考えてた
ホントは、走る事って、身体的に、肉体的に恵まれてるっていう、絶対的な才能が必要なんだって、よく知ってたんだけど…
でも、とりあえず、スポーツで自信をつけさせたかった
それが子ども目線で、一番わかりやすいから
才能やセンスの壁とか理不尽さって、成長してから嫌でも感じるだろうし
娘'sの小学校は、代表リレーを1年生から全学年で選抜する
当然、代表リレーは運動会の花形
誰しも選抜されたくて、ここに向けて一生懸命がんばっている
1,2年生の時は姉、妹共に選抜されたが
3年生の時は姉だけ
4年生になった時は2人とも選抜されなかった
それだけ他の子達が伸びた結果なのだが
何も習い事もやってない娘'sは
いろいろなスポーツを習っている子達と違い
今まで運動能力と運動センスだけでやってきた
娘'sには筋力と体格がまだ発達していないという現実があった
別にリレーの代表になる事が素晴らしいという事ではないのだが
やはり選抜されるという事は、子どもにとって、大きな自信につながる
自信がつくと、子どもって大きく伸びてグッと成長する
娘'sは、私がそうであった様に、きっとずっと何かしらのスポーツは続けていくであろうと思っていたので、やはりスポーツで自信を掴んでほしいと思っていた
しかし、4年生くらいになると、徐々に体格の差が出始める
身長の高さ、足の長さ、体格の大きさ、腰の高さ、胸の高さ
特にトレーニングをしてる訳ではないので、筋力がある訳ではない
しかも身体が大きい訳でも、足が長い訳でもないので
ストライドと蹴り足で大きな差がでてきた
私も小中学生の頃、身体の小ささで苦しんだ記憶があるが
身体が大きいという事は、それだけで大きなアドバンテージとなる
同じ距離を走っても、足が短い分、回数を蹴らなければならない
腕が短ければ、その分、多く腕を振らなければならない
そこで私は、あえて今の主流のストライド走法ではなく、腰を落としたピッチ走法を娘'sに教えた
ストライド走法には足の長さ、胸の高さ、筋力が大きく影響するが
ピッチ走法だと、足の回転数で、足の長さや筋力、重心を下げる事で腰や胸の高さといった体格的な要素が多少はスポイルできる
日本人の体格には割と合っているらしい
ピッチ走法は主には長い距離に適した走り方と言われているが、小学生くらいだと、走り方を知っているかいないかで記録は大きく変わってくるもの
ただし、娘'sにはその段階ではストライド走法に適した要素がほとんど無かったので、ピッチ走法を選んだ
ストライド走法で走る今の子ども達の中では、違うスタイルの走り方で、多少不恰好ではあるが
それでも、今はこれで身体の大きな子と勝負ができる
身体ができてきたらストライド走法に戻してあげればいいかなと考えていた
娘'sが中学生になった時、走り方をストライド走法に矯正して直してあげた
このピッチ走法はすぐに効果があり
2人とも5年生の時は補欠に選ばれるまで記録を大きく伸ばした
何回か走り方を教えたので
徐々に身体に馴染んできた
6年生の時
姉は代表選手に返り咲く
妹も補欠には選抜された
娘'sは6年生の時は
地区の連合運動会も代表に選抜され
マラソン大会も、1位と3位
間の学年で多少迷走をし、悩んだり迷ったりしていたが
6年生になって、しっかりと自分たちの満足いく結果を出した
私は、勝てないと初めから諦めるより
何か勝てる方法が無いか、考える事を止めない子になってほしいと思っている
考える事を止める、考える事を諦める
すると人間はそこで思考が停止してしまう
そうなると人はそこから先に進めなくなってしまう
それを知ってほしかった
考え続ければ、何かしらの解決策が出てくる
これを感じてほしかった
6年生の時は娘's達なりに、いろいろとドラマチックな1年間だったんじゃないかなぁ
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