テーマ:愛・地球博(446)
カテゴリ:食べ物・飲み物
夕食の食卓に、見慣れない豆が出た。
大きさは、小豆より少し小さいくらいだろうか。色は小豆に比較的似ている。所謂小豆色という色だ。しかし、小豆ではないようだ。 煮た豆である。見た感じでは、甘く煮たもののようだ。そら豆の甘煮、或いはうぐいす豆の甘煮のような味だろうか。 見慣れない豆が食卓に上ることは我が家では珍しくない。私は箸を取り、豆の粒を摘んだ。 口へと運ぶ。家の食卓である安心感からか、食べる前に、食材について問うことは3日に1回程度しかない。 予想に反し、小豆のような、つぶ餡のような味がした。しかし、小豆餡とは違う味だ。小豆の一種なのだろうか。おいしい。小鉢が空になる。 「で、これ何?」 食べ終わってから、私は聞いた。 以前、祖母が愛・地球博に行った時に、どこかの国のパビリオンから持ち帰った豆を家で育てたものらしい。 どこのパビリオンか、そして、どういう品種の豆かは分からない。 戯れに育てたものだが、無事に成長し、実をつけたのだ。そして、分からないなりにも煮て、今日、食卓に上った。 豆は、大きな器に一杯、炊き上がっていた。 数粒の豆が、ここまでの収穫!おいしかったので、採らずに残した豆は、また蒔いて育てて食べる予定。 我が家の狭い庭には、他にも、原種に近いトウモロコシ、どこからか拾ってきた種で育てた冬瓜、食後に蒔いたゴーヤなどが揺れている。 万博土産がそこに、加わった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.10.25 00:14:51
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