折鶴とバスと霊柩車と私

世間の関西在住鉄道ファンの皆様は、きっと今日、近鉄けいはんな新線に乗りに行ったんだと思いますが、私はまだ乗ってないです。来週にでも、祝園から奈良交通で学研奈良登美ヶ丘に出て、けいはんな線で生駒、生駒から田原台に抜けて、四條畷コミバスっていうルートででも乗ってこようかな、って思ってます。

さて、先週、富山に行った後、高岡に出て、万葉線に乗ってきました。今は三セクになってる万葉線、歴史とか詳しい話は、公式サイトや、個人ファンサイトで見てくださいませ。私はただの通りすがりにちょっと乗って、わはは楽しい♪って思っただけの余所者ですから。

高岡駅でJRを降りてみると、駅前には猫のデザインのかわいい電車が。

京都市バスでいうところの京ちゃんバスってとこかな？
電停のノスタルジックな雰囲気が、こぢんまりとしていていいですね～。
フリーきっぷを購入したりするために、この電車は見送り、次のに乗りました。

次に来たのは、コカコーラ色の電車。

急で狭いステップを上がり、乗り込みます。やっぱり中もノスタルジック。昔ながらの路面電車の雰囲気です。運転士さんが意外と若くてびっくり。若く見えただけかもしれないけど。路面電車の運転士さんって、白髪交じりのベテランおじさんのイメージがあるから。

途中下車して、低床新型車両・アイトラムを待ちます。ここまでの写真の流れからすると、併用軌道の市民病院前で途中下車したかに見えますが、違います。
　
中伏木という何もない駅で降りて待っていたのですが、アイトラムが来た時、ローカル線の雰囲気を色濃く残す専用軌道を走る低床車両のギャップに、笑いそうでした。きっと、富山ライトレールが開業したら、専用軌道の区間では同じようなギャップが見られるんだろうな～。
しかし、乗ってびっくり見てびっくり。がらがらだったんですが、空気輸送が勿体ないくらいのかっこよさげ快適な車両でした。

中伏木で待っている頃から雪がちらつきはじめ、正直寒かったです。
終点の越ノ潟まで乗り、当初の予定ではアイトラムを見送って写真を撮るつもりだったのですが、車内の快適さと、粉雪舞い散るホームの寒さに耐えかねてアイトラムで引き返しました。ちなみに、越ノ潟まで乗ったのは、他に港関係者っぽい方がお一人だけ、越ノ潟から乗ってきたのも、港関係者っぽい方でした。

雪は想定外に強く、途中の川面に漂う水鳥が、「あ！鳥が浮いてる！」と表現したくなるような状態でした。
通しで乗ってもよかったのですが、気分転換に市民病院前で下車。雪は止んでいたと思ったのですが、また、霰っぽいのが降り出しました。併用軌道を走るアイトラムは、専用軌道よりは違和感がなくてほっとしました。
高岡駅前の、あのほのぼのとした（閑散とした）電停にいるアイトラムってのも見てみたい気はしたんだけどね。

そんな感じで万葉線。往復しただけですが、近くにあったらちょくちょく乗りたいかもしれない。