ゴージャスな鶴を折る
折紙、それは、1枚の紙を折り、畳み、ふくらませることにより、さまざまなものに似せた・或いはさまざまなものを想起させる形を作る、文化である――。なーんて。折紙好きとしては、紙と見ればいろいろ手慰みに折ってみたくなるものです。以前から、私はゴージャスな折鶴を折ってみたいと思っていました。別に鶴じゃなくてもいいのですが、ゴージャスさが分かりやすいし、ブログタイトルにも入っているので、折鶴で。ゴージャスな折鶴を気軽に折るには…やっぱりアレでしょ!ってな訳で取り出したのは、1枚の長方形の紙。何やら一般の文具店では売られていない、独特の手触りの紙ですね。しかも、細かい意匠が両面に印刷されています。この紙、長方形ですが無闇に切ってしまうとものすごく後悔すると思うので、半分に折って、2重になった状態で鶴に仕立てたいと思います。と、ここまで書けば、私が何で鶴を折ろうとしているか、察しがつきますよね。じゃん。半分に折り、それをさらに折りたたみました。折紙より分厚い紙ですし、その上、半分に折って正方形に近い形にしてから折り始めたので、とりあえず分厚い!しかし、その紙は私の手の中で、着実に折鶴へと形を変えて行ったのです。ほらほら、これはもう、まさしく羽を広げる前の折鶴。分厚いため、くちばしがぼてっとしてしまいました。こうやって見ると、ふちの余白が意外と広いことに気づきます。さあ、完成です!!しっぽの付け根には、ホログラムが光っています。この折鶴、1羽で1万円ですよ。すげー。なんか豪華な気がする。こいつで千羽鶴を作れば、1000万円だ~い。って、千羽鶴がいっせんまんえん!千羽鶴ってすげーー。ひとしきりの興奮の後、あっけなく鶴は解体されました。しわしわ。さ~て、この元鶴の紙で、週末は名古屋だ。