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テーマ:愛しき人へ(903)
カテゴリ:うつ
今日の日記は自分のための備忘録です。
私が彼と最後に連絡を取ったのは自殺未遂をした前日。 6月のことでした。 あれから5ヶ月。 やっと彼に電話が繋がりました。 それは数週間前のこと、まだ休職する前 彼からもらったキーホルダーの人形の頭が取れて無くなってしまっていて 「彼に何かあったのではないだろうか?」と強い不安に襲われました。 勇気を出して彼に電話をしました。 でも、何度かけても通じませんでした。 今日もかけました。 するとやはり繋がらなかったのですが 暫くして彼の方から電話がかかってきました。 「もしもし」 電波が悪くてなかなか声が聞こえません。 「もしもし、久し振り」と言ったら 「誰かと思った」と言われました。 思っていた通り、彼は私ともう連絡が取れないよう、 電話番号、メールアドレスその他私の連絡先をすべて消去していたようです。 今日は仕事関係であちこちから電話があり、 着信履歴からたまたま間違って私にかけてしまったようです。 6月に電話したときより声が落ち着いていました。 「仕事はどう?」と聞かれ、「うーん、ぼちぼち」と答え 休職して実家に戻っていることは黙っておきました。 それから、彼の近況(というか研究室の近況)を少し聞きました。 彼のノートパソコンが壊れて買い直したとか、 新しい研究員が来て歓迎会をやったとか、 卒業生が久々に研究室に顔を見せに来たとか、そんなことです。 20分程度だったでしょうか。 今日は来客があるらしく、彼の宅電が鳴りました。 電話を切る際に彼は何度も「もう連絡してこないで」というようなことを言いました。 「もう関わり合いたくない」「思い出すと嫌だ」 「きれいさっぱり忘れて」そんな風に聞こえました。 私が彼をそこまでに傷つけてしまったことは解っているつもりです。 でも、二人のことを「忘れて欲しい」ということを言われて悲しかった。 あのときの二人のことまで無しにされてしまうのは、辛い。 私だって完全に立ち直ったわけじゃない。 これから先、彼に関わっても良いことなんてない そんなこと解ってる。 これからもずっと彼のことを傷つけ続けることになってしまう。 でも、あの時「一生守る」と言ってくれた彼に 「嘘つき」という憎しみの感情すら湧いてしまう。 私は汚い。 もう一度、伝えたいというのは私の我侭でしょうか。 彼をさらに傷つけるだけでしょうか。 自己満足だけでしょうか。 小学校の頃、好きだった男の子に「ヅラ、ヅラ」といじめられました。 私は一生恋愛なんてできないと思っていました。 こんな私を本当に愛してくれる他人はどこにもいない、と。 彼は私の脱毛症もうつ病もすべて受け入れてくれました。 なのに、私は彼を追い詰め、彼を壊しました。 「別れてから色々あったんだよ」 彼はそう言いました。 私のことを「…ちゃん」と言い掛けて「…さん」と言い直しました。 二人で共用しているパソコンが彼の家にありましたが、 私のアカウントは消去したとのこと。 「すべて痕跡は消したから」 そう言いました。 やはり、私が今日電話したのは迷惑以外の何者でもなかったのでしょうか。 でも、彼は確かに「(電話して)少し楽しかった」と言いました。 もう一度伝えたい。 あなたに会えて良かった、と。 あの時、こんな私を愛してくれてありがとう、と。 私はあなたを否定しない、と。 忘れたりなんてしない、と。 きれいさっぱり忘れ去らなければならないほど、 二人でいた時間は醜いものだったのでしょうか? もう一度やり直したい、なんて思いません。 私はまた彼を傷つけてしまうから。 ただ、今日言えなかったことを伝えたい。 彼を失ってから生きる目標みたいなものが見つかりません。 今は母のために生きています。 しかし、順番から言って母は先に送らなければなりません。 弟はいずれ結婚して家を出るでしょう。 そうしたら、私は誰のために生きる? 自分のため? 自分のためって何? 私がやりたいことって何? もう他人は愛せない。 私は独りです。 何もないよ。 生きていたくなんてないよ。 彼に、伝えたいことがあります。 伝えたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月13日 23時18分01秒
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