おきらく主婦のたわごと

2005/09/01(木)18:46

マイホームゥ?!

夫の叔母から家を買わないかと言われて・・・ 夫と私にしてはめずらしく真面目な会話がくり広げられた。 「お買い得だしな~。しかもその近くに僕名義の土地があるから、そこを駐車場にして貸せばいいかも・・・」 そう、夫は次男ということで(婿養子だった義父に)小さな土地をもたせてもらっていたのだ。 もとは叔母様の土地とつながっていた。真ん中を切り売りしてどっかの誰かが買ったらしいのだが・・・ 叔母さんの家、隣はひとり暮らしのおばあちゃんの家、その隣が夫名義の土地となる。 夫名義の土地といってもね・・・荒れ果てて草ぼうぼう。 近所の人が誰の土地かわからないので勝手に車を停めているような状態である。 「しかしなんで、あの土地、つながってなかったかねぇ~。」と私。 「昔、叔母さんとおふくろさんがもめたらしくて・・・自分もよく知らないけど・・・」 なんかいわくありげね~。 その後、私たちは車で叔母さん宅、外回りだけこっそり見にいってきた。 「じゃ~、スタート!!」 私は時計をみて今の住まいからどれくらいかかるかチェックした。 私の実家から今よりどれくらい遠くなるかが気がかりなところ・・ 「ほい~、到着~!!」 車で10分か・・・隣の市とはいえ近い。 これならいいかも?! 道がせまく駐車場がないのが難点。 あ~、家の中をみてみたいっ!! でも叔母様に見せてくれとは恐くて言えない私。 「ガレージ1台分あるんだけどね。ちょっと狭いんだよね・・・」 物置でしかないな・・・ そうなると夫名義の土地を駐車場にすれば、ばっちりね~。 「古い家だから、手をくわえないとなぁ。そうだ、奥に細長い部屋があるからそこはお母さんの趣味の部屋にしたら~。」 えええっ!そんな、いいの~?! 作業中断しても出しっぱなしのままにしていいの~? 私の部屋がもらえるの~?! 夫~、いつから、あんた、いい人になったの~?! 購買意欲がぐっとあがった瞬間であった。 こうなったらリフォームしなきゃねぇ~。 夢だったのよね、DIY! 釘を思いっきりガンガン打ってみたかったのよ~!! 今は控えめに打ってるもんねぇ~ ← いいんかい!(賃貸なのに) 「あそこの台所、わりと広いぞ!」 「ええ~っ、そうなん~?!狭そうな家にみえるけど~。」 「いや、あの叔母さん、何回もリフォームしてるんだよ。」 私たちは買ってもいない家のリフォーム話に花を咲かせ、あのガレージをどうしよう~。 玄関の松の木をどうしてやろう~などと話し合った。 しかし変われば変わるものだ。。。。 あの定着思考のない夫がだ・・・ 「ねえ、どうして今回買おうって思ったぁ?」 「兄貴がね・・・」 でたっ!!でやがったよ!!このブラコン! 夫は6歳年上の兄に大きく影響される。 どうやら義兄は近所に私たちが引っ越してくれば何かと便利だと思ったらしい。 アリバイ工作?! ようわからんが、男同士でこの話は盛り上がってしまっていたようだ。 「でもさぁ~、お義母さんとかお義姉さんはどう思ってるのかなぁ・・・」 女同士はそういうことが気になるもの。 「おふくろさんは、どうやら喜んでるみたいよ~。」 ええっ!そうかな~。そんな単純なもんだろうか・・・ それって私たちをアッシーにするとか?!それはいいけど。 でも本当に近くに住んでもいいのだろうか・・・ 面と向かってなかなか聞けない私。 喜んでるって情報ありだからね・・・今までよくしてもらったから恩返しになればそれはそれでいいやって思う私。 甘いだろうか?!やはり、きれいごと?! 義母の家から歩いて5分。 今までのようにだらしない生活では義母からカツをいれられそう・・・ それと買ったから、叔母さんとのつきあいもさよなら~ってできるものではない。 「借りたら大家として口うるさく言われるからだめだぞ!!」 これは義兄からの忠告だ。 買っても借りても問題、あんじゃね~の~?! 今まで借りていた人にいろいろ本音で聞いてみたいところだ。 家なんて気にしだしたらきりがない。 その家に住みだしてから体調がすっかり悪くなったとか、ケガばかりするとか。。。 細木先生や陰陽師にすがりたくなるようなことがないか・・・?! だから新築買うのかぁ~。 でもうちは無理!ちょっとの不都合は我慢しないとねぇ・・・ あと子どもの転校が問題よねぇ・・・ 1.2年生の時にはけっこういじめられていた息子が3年生になってやっと友達もでき、学校がたのしくなったよう・・・ 「ねぇ、長男、転校したらいや?」 「いやだっ!○○小学校がいい!中学校は○○へ行って高校は○○に行くんだ!」 それって全部うちから近いとこだろが・・・高校なんて多分、ひとつしかしらんだろう・・・・ 「夫~、長男は引っ越したくないらしいよ・・・どうする?!」 「転校は人間をたくましくする!って兄貴がいってたよ!」 そ、そりゃ~そうかもしれんが・・・既に義兄に相談済みかよ!! でもね・・・なかなかね・・・現実、簡単にいくだろうか。 そんなやりとりをしながらも、もう私たちの気持ちは引っ越しへと傾いていっていた。 あの電話がかかるまでは・・・

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