おきらく主婦のたわごと

2005/09/03(土)09:24

今が決めどき?!

前回の続き・・・ すっかり叔母の家を買ってしまっていたような気持になっていた私たち。 転校をいやがる長男には毎日のように言い聞かせていた。 「学校がかわっても大丈夫!人間はどこに行っても生活できるものよ!」 「え・・・どうして、おうち、かわらないといけないの?」 「うーーーーん、今のところにずっといるわけにはいかないんだよ・・」 実のところいてもいいんだけど。家賃がねぇ、ちょっと高いのよね~とも 言えず、なんだか説得力のないこと・・・ 「おれ、広いとこがいい~っ!!」次男はなんの抵抗もないらしい。 「おれは今のほうがいい。狭くてもいい。ここがいい!」 こんな会話がくり返された。 長男には可哀想だがここは我慢してもらおう。まったく親の身勝手だよな。 ちょっと前までは、「一生賃貸!!」と定着することなんて、少しも頭になかった私たち。 「どうして僕たちにはおうちがないの?」 そう尋ねる長男に 「おうちなんていらないのよ。長男がどうしても欲しかったら大人になって買えばいいんだから。」 なんて、ぬかしておきながら・・・ 夫もすでにお金を借りる算段までしていた。 私は引っ越しが近いであろうと思い、ここで荷物の整理をすることにした。 もう、ごちゃごちゃした生活がいやなのよ~!! シンプル生活してみたいっ!! まずしまい込んでいて何年もつかっていないものを思い切って捨てる!! これは収納のアドバイザーがきまって言っている。 そして開始・・・ そうそう、これね~、高かったんだよね~。もう4年もしまいこんでるけど、もったいないよね~。 この食器類、いつか食器棚買って飾るのが夢なのよね~。 す、捨てられない~っ!! そんな性格ならとっくにすっきりした生活を送っているだろう・・・ 本も捨てられない。 結局、長く生きれば生きるほど私は荷物にあふれた生活を送るのだ。 そして私が亡くなったときに 「あの婆さん、あれこれ集めていたけど迷惑なんだよな~。」 子ども達がそう言ってためいきをついていることであろう・・・ 自分には宝。他の人にはゴミでしかない。 いつかつかうであろう・・・そう思ってつかわないものを捨て始めていた。 子どもの物、夫の物。 私の物を少しだけ  ← 整理する人の特権 おお~っ!随分すっきりしてきたなぁ・・・ そこに義母からの電話だ。 「あ、hossyさん~、元気ぃ?」 「元気です~。」 その後、母はどうでもいい話をしているのだが、なんだか変。 いつもはもう少し内容があるのだが・・・ そこで本題に突入だ~! 「そう、そう言えば、私は実際聞いてないんだけど・・・ あんた達、叔母さん(義母の妹)から何か話しがあったでしょ?」 ええ~っ!また~、すっとぼけて・・・ 義母と叔母はさぐりあうようなところがあって、義母は実の妹なのに会話にもすごく気をつかっているところがある。 怒らせてはいけない!あとあと面倒! それが夫の一族では鉄則だ。 「はっきり、そういう話しは聞いてないけどね。なんだか様子が変だし。 家のことでしょ?」 まあ、どうでもいいわ・・・夫や私は話してないから多分義兄がそれとなく言ったにちがいない。 「で、断ったんでしょう?」 「あ・・・いえ、まだ返事してないんですけど、おとうさん、けっこう乗り気で・・・」     「私の意見としては反対よ!!」 え?!反対なの・・・? なぜに?!あなたが喜んでいるというのはガセだった・・・?! 「あのね、私がこの話をこわしたって思われたくないから言わないでね。」 そりゃ~そうだよね。またあの叔母様から恨まれちゃうもんね~。 「でも、おとうさんが結構乗り気なんで私もちょっと驚いてるんです。」 「そう。でもね、あの叔母さんから物を買ってそれですっきり!とはいかないわよ!!」 母からの忠告らしい・・・ 昔、夫は叔母さんから車を譲ってもらったらしい。 そのことで、なんでか分からないが義母はネチネチと言われたらしいのだ。 半年後に夫が車をぶっこわしてしまったことが原因?! とにかく自分のものでなくなったものでも、まだ自分のものであるかのように気になるということだ。 うーん、購買意欲ちょっと落ちてきた私・・・ 「あ~、でも、どうしても買うって言うならあの玄関、ぶちこわしてお寺でお払いしてもらいなさいね!!」 なに?!なに・・・なんなのよ~!! 義母はちょっと霊感が強いところがある。 するどい人なのだ。 「あの玄関、どうも気に入らないのよね・・・」 おかあさん~、その一言、めちゃくちゃ気になります~。 「なんだか、けんかしたくなって、叔母さんと大げんかしてでてきたこともあるわ・・・」 もしや、、、あの叔母さんが人にけんかをうるような、あの性格は家相が原因なの? だんなさんやこどもに発言権を与えていなくて、自分の天下のようになっていたのは、もしや・・・?! 女が偉くなる家?! 私がはいったらいいかも~♪ ちょっと魅力あるわね~。 「それから言っておくけど・・・」義母がつけたす。 「あそこには、これまで2家族の人が借りたことがあるんだけどね・・・ この前まで入っていた人は、お盆に逃げるように出ていったんですって。」 へ~、お盆にかぁ。どこに行っちゃったんだろうね~、その人。 「この家にいたら具合が悪くなるって中2の息子と一緒に出たって。」 具合の悪くなる家~っ?! そう言えば、あそこの息子、子どもの頃から病弱で大きな病気もしていたっけか・・・夫から聞いた話だが・・・ すでに私の購買意欲なし~っ! 「あ、あとね。これもこっそり近所の私の友達から聞いた話だけど、でてるらしいわよ・・・」 なにがよ~~~っ?! 「シロアリでてるみたいよ~。」 「・・・・・・・」 もう結構です・・・・それでもいいです、とは言えない私。 「この話しはあなたには言っておくけどね。よーく相談してきめなさいね~ じゃあね~。」 義母、忠告ありがとうよ・・・・ きっと、そのあと義母は夫の携帯にも電話しているはず。 夫は家相や怪奇現象やシロアリなどに脅える性格ではない。 損得で生きている人だ。 血も涙もないとは言わないが・・・ 「おばけ?おれ、みえないから~。」 「シロアリ~?駆除すりゃ~いいやん。」 聞かなくても夫の言葉は手に取るようにわかる。 そして夫、帰宅。 「お母さんから電話、あったでしょ?」 「あったよ・・・」 「どうだって~?」 「反対みたいだねぇ。近くに女が集まるとろくなことにならないって。」 やはり、そこんとこか~。確かにご近所の目もある。 次男の嫁に家にいりびたっているってことになれば、義姉にもおもしろくない話しだ。 そうなると義母は私達の家には、あえて来ないようにとつとめる。 それ以外、夫は言わなかった。 恐がりの私には他のとこはあえていわないことにしてるな?! 「ほかにも言ってたでしょ~?!」と私。 「まあね~。」夫はにんまり笑って答える。 「さて~、どう叔母さんに言うかな~。どういっても気まずいな~。」 夫も断る方に気持が固まったようだ。 夫の課題だ。 相手を不快に思わせず断る方法 こんな本、あったら即購入だろう・・・ 結局、私たちのマイホーム願望はそれほど高くなかったってことのようだ。 そもそも本当に欲しかったら夫名義の土地を駐車場にせず、そこに建てることも可能なんだから。← 狭いが 結局、夫は長男が転校したくないってことを理由に断った。 「これであの土地には、ますます縁がなくなったね~。」と私。 叔母様の目の黒いうちは引っ越しは無理となってしまった・・・ 定着しないといいながらも、引っ越しのエリアをせばめてしまったようだ。 賃貸なのにかえって自由がなくなったのは気のせい?! 毎年、引っ越しするような気持で荷物はためないことにしよう・・ 整理整頓が苦手なおくさんは固く決心したのだった。 「いつも明日はお引っ越し~!」をスローガン?! あ~、家ははずみで買うという気持ちがよ~く分かったね~と夫と話す。 「あやうく、家にしばられるところだったよ~。」 ← 目が覚めたバカ夫婦?! しかしシロアリが白くないって知ったのはつい最近の私。← 恥 羽アリのほうがいいんじゃね~の?! 叔母様より、怪しい現象より、シロアリよりも 夫にとって何より恐いのは・・・・・ 母にさからうことのようだ・・・ 妻に逆らうのはなんでもないのにねぇ。不思議~。 また浮き草生活にもどります。 ← ずっとそうだったでしょ!

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