2010/12/08(水)08:14
何様じゃあ~
「兄ちゃん、おりがみ折っといて~。」
長男が中学校から帰ってきて、次男を習い事に送っていく際に次男が長男に言った言葉だ。
「今、なにか言ってたね?!」
「あ~、なんか言ってたね・・・
どうせ、折ることになるんだろうな。」
長男はなぜか次男の言うことをきく。
なんで、あんたが次男の言いなりなわけ~?!
その後、次男に詳しく話を聞いたところ・・・
次の日の5時間目に学校から老人ホームに行くことになっている。
その時に、折り紙で作った物をもっていこうと班で決めたというのだ。
なんと、ちゃっかり次男。
私が外から帰ってきたときにはゲームでピコピコ遊んでおった。
で、習い事に行っている間に遅くに学校から帰ってきた長男に作らせようとは・・・
どこまで兄ちゃんを使いたおすんじゃ!
長男はやさしいところがあって、そこに次男がすっかりつけこんでいる。
おかげで次男は長男を頼るあまり
鶴ひとつ折り紙が折れない
これでいいのか?!6年生。
長男は幼稚園時代から手先が器用だった。
私は雑誌の付録だって作ったこともない。
自分で作ってしまっていた。
そういうことが好きなのだ。
次男の付録までチャッチャと作ってしまい、次男の手先の不器用さは長男のせいでもあるのかも・・・
さすがに脳天気な私ももの申す。
「次男。いい?!
あんた、あしたは老人に折り紙をあげるんだよね?!
人のつくったものじゃなくて、あんたが作った物をあげて。
あんたが作ったことに意味があるんだよ。
ただ渡せばいいってもんじゃない。
今日は何でも良いからつくりなさい。」
だまって何も言わない次男。
私は運転中だったから次男の顔は見えなかったが、多分、面倒くさいことを言うやつと思っていただろう。
自分の気持ちをなかなか口に出せない次男。
すぐに切れていじける。
ボキャブラリーが少ないのもあるが、少しは自分も悪いところがあると思っていたろうか。
この人の良いところであって悪いところは・・・
ものすごい叱られ方をしても次の日とかにケロッとしているところ。
引きずらないのはいいが・・・
きいてるのかね~?!
そして昨晩の夜。
「兄ちゃん、折り紙教えて!」
ホウホウ・・進歩じゃないか!
次男はポケモンを折りたかったようで本をもってきていた。
それを見ても私も今ひとつ自信はない。
「よし!まず、鶴からおりなさい!」
長男、先生っぽいぞ!
「え~っ?!おれ、鶴にがて~!!」
そうだ。。。こいつはいつも途中で分からなくなっては切れてぐちゃぐちゃにしていたっけ・・・
こんなんじゃ、一生鶴の折れない大人になるな
ずっとそう思っていた。
今日は側で私もみていた。
あいかわらず、スローなテンポだ。
何度もやり直す。
折り目が汚いと気にくわないようだ。
自分の思い通りに作れないことに耐えられないらしい。
どうにかこうにか30分かけて折り鶴完成!!
初めてだよ~
「おったよ!!兄ちゃん、ポケモン教えて!!」
「だめだ!もう一回おさらいだ!」
意外に厳しいぞ!長男。
鶴2羽完成!!ブラボー!!
もう10時半だよ・・・
結局、簡単なピカチューの顔だけ折って終了した。
鶴となんも関係なし!
写真を取り忘れてしまった
手を出しすぎると子どもって何もできなくなるんだよなぁ。
だめね~、この人は、私がいないと!
なんて言いながら勝手に親は自分の存在の必要性を勝手に感じている。
いなくなればいないで、どうにかなるように・・・
手を出さなければ子どもはあてにすることもない。
それはそれで冷たい親って思うんだ。
私がそうだった。
その子のとらえ方ひとつだ。
そして最終的に思うのが、
こうあるべきってものがないってことだ。
とりあえず、次男を甘やかしてしまったのは長男と私。
次男のいじけかたのすごさに関われば関わるほどしんどかった。
特に3,4年生の頃。
言えば言うほど、ますます関係が悪くなって放置状態だった。
ちょっと変わってきたのは彼に家の仕事を与えてからだ。
お茶碗洗いは未だに朝夜とやっている。
少し自信がついてきたのだろうか。
やればできることが分かるだろう。
今は家の中で遊ぶことが好きだが、私が思うにはやつは将来アウトドア派のはず。
方向感覚にすぐれているし、直感だけで生きている!
もうこれは探検家しかないやろ~
なんて朝からまた妄想しちまった。
さて~
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