2006/06/10(土)18:33
いつかは・・・
たった今、テレビを見終わった。
KBSの[ラブ アジア]と言う番組
司会の女性を、どっかで見たことあると思ったら、[チャングムの誓い]の、チェゴ尚宮様だった。
そんな今日のラブアジア。
特集は、日韓夫婦。
夫がテレビの前から、すごい勢いで呼んできたので、一緒に見ることとなった、雨の土曜日
このクローズアップされた日韓夫婦は、インサドンにあるサランバンと言う、伝統茶屋を経営しているご夫婦だ。
ほかの人のブログでも、何回か紹介されていたように思う。
噂通り、とても人柄の良さそうな、温かみのある素敵なご夫婦だな~という印象を受けた。
このご夫婦は、サッカー大好きな2人でお互いが、両国のサポーターとして、一緒にサッカーを楽しんでいた。
私は、根っからのサッカーに興味のない人間。韓国戦の時は、居るのがいやで、山に湧き水を汲みに行ったり(過去日記参照)、シデクから一人で帰宅したりと、かなりの嫌いアピールを行った。
そんな私を知っているからか、夫は本当に羨ましそうで
「これを見ろ!!他の日韓夫婦は、この状況が当たり前なのに。オレだって日本のサポーターだ」
と言い出した。
「あ~そう。そりゃご苦労さん。」
と言った私に、ため息一つ。
この手の熱い(熱苦しいともいう)レベルには、無関心が一番応えることを学んだ、今日この頃。
そして、奥さんの弟がビデオで、韓国人の旦那さんにメッセージを送っていた。
その時に、弟さんが義理のお兄さんを呼ぶのに、「ヒョンニム」と言う呼び方をした。
男→男の「ヒョンニム」は、日本で言う「兄貴」って意味。
義理の弟から「ヒョンニム」と呼ばれた、旦那さんをみて、もちろん夫が羨ましがらないわけがない。
「カンノっ子の2人の弟は、オレのこと呼び捨てだよね~。いっ、いや、俺そういうのこだわらないからさ・・どんな呼び方でもいいんだけどさ。ホントだよ!!」
本当だろうか。
絶対呼ばれたいくせに・・。末っ子だから・・??
そして、テレビが進行するごとに、夫はどんどん調子ずいてきた。
「この日本人妻は、本当にGREATだ。立派だ!!それに引き換えカンノっ子・・。最近シングルファザーの気分でさ。一人で、子供抱えてるのと同じ気がする」
と、言い出した。
確かに!!うまいこと言うじゃんいつもおもしろくないことばっか言うくせに、たまにはいいことを言う。言いえて妙。
「プププ♪でもさ~、あんたが選んだんじゃん~」
と、言うと
「YES」
と、ツッコミようのない真剣な声・・・。もしや後悔だろうか?!
今日特集されたご夫婦は、子供も居て(現在2人目妊娠中だと)長いこと韓国に暮らしてらっしゃる方だった。
でも、そんな人でも、未だになれない韓国の風習や、文化もたくさんあると思う。
今回のテレビでは、そんなこと微塵も感じなかったけど、きっとここへ来るまでの年月、一言では言い表せないほどの葛藤もあっただろう。
そんな慣れて快適に過ごしてるように見える方々も、私みたいなことで悩むこともあったし、ブチ切れてしまったことも一度や二度ではないだろう。
いつか私も、そんなふうに余裕を持った暮らしが出来るようになればいいな~と思った。
私がW杯で、何の躊躇いもなくあかいTシャツを着れるのは、何年後だろ・・。ってか、来るのか?そんな日。
さっきから夫が、韓国代表「朴チソン」選手について熱く語ってくる。
すごい選手なんだろうけど、私からすると、稲中に出てくる井沢にソックリだ・・・。