2006/12/08(金)23:48
キムチ戦争
今日はシデクに行って、夕飯を食べてきた。
明日から日本に里帰りなので、挨拶もそこそこに帰ってきた私達。
そして、帰宅してすぐに1時間ほど私はキムチと格闘した。
言っておくがキムジャンではない。
それは今週既に楽しく終えたのら。
私の思い込みによると、在韓主婦のうち100%が、日本に帰国するたびに、シオモニとのキムチバトルを繰り広げるのではないかと思う。
今日も一バトルやってきた
この前、シオモニにキムチを日本に持って帰るか?と聞かれた。
待ってましたーーと、言わんばかりのお約束なこのセリフ。
前回、春に帰国した時、かなりの勢いで「キムチを持って帰れ」攻撃に会い、ひたすら「NO」と言い続けた過去がある。
しまいには、持って帰らない理由として
「私の家族は、韓国産キムチがあんまり好きじゃないと思います」
とまで言ってしまった。いくら感情表現の激しい韓国人と言えど、このときの私には勝てなかったのか、諦めたのか(←絶対コッチ)、第二次キムチ戦争は幕を閉じた。
実は結婚前に、初めて夫のシデクに遊びに行った時に、密かにキムチ戦争は勃発していた。
が、当時の私は始めてのシデクであり、考えや、行動が100%日本人だったので(笑)、シオモニの攻撃に面食らってしまって、完敗した。
その時の私は、今思うと、罰ゲームに晒されたような姿だった。
遠距離中の彼氏に会うためにかなり洋服などにも気を使い、一張羅で着た私。
そんな私の背中には、10キロのキムチがあった・・・。
そして、そのキムチが入っているカバンはリュックサックで、ロゴに
BOY SCOUT OF KOREA
と書かれてある代物である。カラーも、黒ならまだしも、例の赤と青の大極旗カラー
そのときの服装が、ムートンのコートである。いやらしいようだが結構値が張った一品。
だけど、一気にセンスを疑われる女に成り下がってしまった。
ただ単に、袋に10キロのキムチを入れ、普通に結び、それをリュックに入れただけである。
ニオイも相当キツイ!!
キムチ大好きな韓国人ですら「ニオイが・・」と言う始末。
もちろん、空港のデスクで止められたのは言うまでもない。
が、当時夫の友人がアシアナで働いていたので、うまい具合に話をつけてもらって、渋々10キロのキムチと共に機内に乗り込むことができた。
その時に、キムチは手荷物で持ち込みが禁止であることを身を持って知った。
なのでキムチを持って帰るのは本当にイヤなのだ。
だが、そう何回も申し出を断るのも気が引ける。
大体、親切で言ってくれてることだし、善意で言ってくれているのだ。
韓国に住み、韓国人なりの優しさの表現を知ってしまった私は、無下に断ることが出来なくなってしまった。
どうしたものか・・と悩んでた私だが、発泡スチロールの箱にキムチを入れ、持込をしようと思い、さっそくバスキンロビンス(31アイスクリーム)で、持ち帰り用のアイスケーキを注文し、空箱を利用することにした。
今回はシオモニの申し出にも、素直にうなずくことができ、お互い清清しい気持ちになれた。
まぁ、シオモニ的には、親戚中に配るほどの量を持たせたかったらしいが・・・。
貰った2株のキムチをビニールで3重に包み、タッパーに入れ、なんとか事なきを得た。(帰国するまで分らんけど・・)
結婚前の10キロキムチに比べれば、かわいいものである。
現時点では、シオモニの申し出を受ける立場だけど、あと2,3年したら、日本に帰国するたびに、自分からキムチをねだってそうな予感がする(笑)
『これないと、メシが進まないぜ』とか言いながら
とりあえず、明日は機内でキムチの発効が進み、爆発しなければいいな~と思う。
赤い汁が上から降って来たら最悪だし!!
それよりも、日本に着いてから、福岡ー広島間の移動中に臭ったら困るな・・。