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テーマ:アパレル業界疑問・自問(189)
カテゴリ:アパレル業界にまつわる話
マルキューがカリスマ販売員のブームのころは販売経験無いのに、入っていきなりスゴイ個人売りあげる子がかなりいた。しかもセンスもよく、スタイルもよくて。最近は少ないよな。その分しっかり教えていかなくてはいけない。
でも、最近で一番スゴイ販売員って思ったのはマルキューではない。 前の会社の別ブランドの丸井のお店で。 同じ会社の売れているお店ということで、どんなもんかとちょっと覗いてみた。お昼過ぎ。エスカレーターから回ってそのお店の一つ手前まで来た。 遠目でロープレをしてるのがわかった。閑散時でも動きのあるお店というのがわかった。 と、その瞬間、自分から見て背中が見えた子が振り返って、 「いらっしゃいませ」といってきた。そんな近くまで来たってわけではない。しかも後ろ側なのに。しかもロープレしてるのに。 背中に目がついてる販売員ってほんとにいるのだ。 ロープレしながらもお客さんの入ってくる気配を背中で感じてる。しかも、その時その子は二十歳で、入社一年目。 こんなスゴイ子がいるんだとビックリ!! 半年後、その子はその後当然に店長となった、別なお店で。 前年とるのがやっとのお店がいきなり前年150%以上になった。お陰でそれまで店舗開発が3年かけてデベに交渉しても改装・拡大できなかってのに売上あがってできてしまった。おじさんの交渉より現場の頑張りが一番がテキメン。 半年、店長やって退社した。その理由は置いといて。 彼女が退社した数ヶ月後一緒に食事して話を聞き機会があった。回りからは天然って言われること多いといっていた。でもただの天然ではないし、人の見えないとこで努力してた。 休みの日はほとんどいろんな場所のいろんなお店をみて過ごしていたらしい。どこで興味もったのか、ヨーカ堂セブンイレブンや鈴木敏文の本よく読んでいた。お店では書類やらないようにしてたから、売上報告の日報のファックスが来るのは、次に日の朝一か夜中の二時三時にその子の自宅から。 天然だけど嵐のような子。 でも、もちろんいつでの笑顔。 ただ、最初から売上が飛びぬけていた訳だはなかったそうだ。新卒で入社してすぐ個人売り高い先輩のなか中々結果でず、モンモンしてたらしい。夏のセールの少しまえ、お店で一人になった時、お客さんが沢山入ってきてパニックになったらしい、その時訳わからず喋り捲っていたそうだ。そしたらなんかボンボコ売れてしまって、それから開き直ったように売れるようになったそうだ。本来天然な彼女がそのパニックな状況で変わったようだ。もちろん根がマジメなとこあったからこそでしょうが。 会社辞めてアパレルでないとこに進んだ。本人はアパレル戻りたい気持ちあるようだが、今の職場で辞めるに辞められないぐらい結果だしてしまったそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.01.15 22:08:51
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