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テーマ:お勧めの本(7394)
カテゴリ:ディズニーランドに学ぶ
ディズニーランド・ディズニーシーのオリエンタルランドの加賀見社長が書かれた本。
ディズニーランドの卒業生の方々がディズニーランドのホスピタリティーについて書かれた本を何冊か読んで最後にこの本を読んだ。 ディズニーランドのホスピタリティーが何故そこまで徹底してお客様の立場に立って運営されているのか?何故、成長し続けることができるのか?何故、そこまでのリピーターのお客様に支持されるのか? 答えがこの本の中にある。 なんか、中村天風先生の本を読んでるような気がした。 加賀見社長もその前のオリエンタルランドの社長の高橋社長も、特に高橋社長。中村天風先生のようなとこがある。 不思議なのはここまでのビジネスやってきたのに、他の経営者ほどメジャーでないこと。 大きな会社(?)のビジネス誌によく取り上げられる経営者より、よっぽど素晴らしいと思う。 渋谷の神山町の自宅を売って、私財をなげ売って舞浜の漁業補償交渉をした高橋社長。最近多い社会を騒がせてる大会社の経営者とは雲泥の差。 「ディズニーの秘密なんて別に複雑でもなんでもないし、定型もない。ゴミが落ちていたら拾って清潔にしておく。人々にやさしく接し、笑顔で対応する。魅力的であること。それは大それたことでも何でもないんだ。」 「夢をかたちにしていくことこそ社会貢献。」 「人間が存在するかぎり、心の豊かさを希求する熱意が薄れることはない」 「施設の追加投資は、お金があればできる。本当に難しいのは心への追加投資。これこそが運営の鍵。」 「我々のビジネスはゲスト満足度で成り立っている。日々原点に立ち返ること、それが経営判断を誤らない道だと信じている。」 「モア・ロマンティック!」 トヨタのカンバン方式やセブンの単品管理ではない。経営手法ではない。 手法でもマニュアルでもない。 大それた理念を掲げてるわけでもない。 人として当たり前のことを当たり前にやること。それも、絶対に手を抜かないこと。 掃除ひとつとってもそう。業者に任せきりな会社多い。あるお店のスタッフに何故掃除するか問いかけたら、商品を良く見せる為と返ってきた。そうではない。 笑顔にしてもそう。 マニュアルで作られた笑顔と、本当にお客様をおもてなす気持ちからの笑顔は大きく違う。 中村天風先生と東京ディズニーランドを作った高橋社長・加賀見社長に共通するのは、人間という存在に対する愛。 個や私への愛ではない。 最近流行りのボジティブシンキングの流れを組む自己啓発と天風先生の大きな違い・ディズニーランドのホスピタリティーと他のサービス業との違いはそこにある。 「 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.29 21:28:12
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