今日の春秋　オリンピック総括

2021.08.09

カテゴリ：春秋

オリンピックが終わった。
その総括としての春秋は本当にオリンピックが日本に必要だったのか？である。

誰か本当にやってよかったのか、悪かったのかを
経済面　世界情勢面　日本人の心理面など多方面の比較をしてくれないかと思う今日この頃である。

また、熱波の中でやるマラソンは本当に意味があるのか考えた方がいい。
そんなこともオリンピック委員会が判断できないのはおかしすぎる。アメリカの放映権よりも選手の安全の方が優先するはずだ。

菅内閣はすでに支持率20%代　瀕死の状態です。
支持率低下が怖くて総括なんかできないんだろうな？

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春秋：日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74628140Z00C21A8MM8000/

#春秋
2021/8/9 2:00 朝刊 [有料会員限定]
昭和天皇が初めて新幹線に乗ったのは1965年5月。前回の東京五輪の半年ほど後、西日本へと向かう公務でのことだ。「四時間にてはや大阪に着きにけり新幹線はすべるがごとし」。乗車の印象を詠んだ一首である。人々が、戦後の発展を肌で実感した時代だった。

▼中略

▼意識が遠のいていたのではないか。札幌市に会場を移した東京五輪最終日の男子マラソン。ふらつきながら73位で完走した服部勇馬選手は抱えられ、車椅子で会場を去った。多くのものを背負い、精根尽きた。暑さで約3割の選手が途中で棄権した。「感動」という言葉で総括するには、あまりに過酷な競技環境であった。

▼五輪が幕を閉じ、2週間後にはパラリンピックが開幕する。この国は、世界はどんな状況だろうか。「この度のオリンピックにわれはただことなきをしも祈らむとする」。昭和天皇は前回の東京大会に際し、吟じている。メダルの数や国の威信ではない。ただ平穏でありますように。その詩魂が切実に胸に響く盛夏である。