スピード勝負?この国のスピード感って何?
新年早々、緊急事態宣言発令という話になってきたが、7日に決定しそうだという話。
もう待ったなしのスピード勝負なはずだが、国のスピード感というのはどこにあるのか?
去年の暮れに東京などでは1000人を超える感染者が出ており大変な状況であった。
もう1段階ステージが上がってしまったのではないかという感覚があったにも関わらず、正月はしっかりお休みになられた国会議員の方々。
ですから、話し合いもまだ行われていないですし、いきなり緊急事態宣言の中で飲食店時短の話を進めていて、その飲食店をターゲットに罰則規定をどうするかという話になってきた。
現状、罰則規定は設けられていないわけだが、どうするかといえば特措法の改正をしなければならない。その改正に向けた議論を本格化させて2月の初旬までに法改正するって・・・?
え~~~、このスピード感って何?
もともと現在国会は開かれていない。1月の18日に通常国会を招集するということになっているが、これを決めたのが去年の12月7日。それもなぜかといえば、経済対策中心に国会をやろうという発想で18日招集を決めた。ところがその間に新型コロナ感染状況が悪化してきた。だったらもっと早めて招集したらいいと思うが、まだ相変わらず18日招集の意向は変わってない。
感染の場は家庭内へ
さらに飲食店をターゲットにしているが、これもいったい効果がどこまであるのかはっきりしない。
「急所」という言葉を使って感染対策の急所を掴んだのだから、その急所は飲食店だという話になっている。
それは確かに飲食店で長時間お酒を飲み、大勢で集まれば感染のリスクは高まるが、去年12月の東京都内の感染者の分析でいうと、感染の場は飲食店よりも家庭内ということになっている。
感染経路不明の人たちが7割に及ぶわけだが、そういう人たちはすべて飲食店絡みなのかという話になる。
確かに、感染経路不明の中には飲食店から家庭に持ち込まれるケースもあるが、その他にも通勤、買い物など日常生活においてどこで感染が広がっているかをもう少し詳しく分析して公表してもらわないと、いきなり飲食店とターゲットを決められてもはたしてどこまで効果があるのか不明だ。
外国人入国制限強化
政府は中国や韓国、ベトナムなど11カ国地域と合意したビジネス関係者の入国も一時停止しようという話になってきたが、これも相手国との調整が必要だということ。それから技能実習生たちが入国できなくなるので、受け入れ企業に影響を与えるため、どうしたものかとこれまた検討中。新型コロナウイルスの変異種も出てきており早くしないと間に合わないと言っているさなか、悠長に検討、検討を重ねているという政府全体の動きを見ると、はたしてこの政権に危機管理ができるのか???
やる気が無いのか!!でいないのか!!はっきりしろ!