「まん延防止等重点措置」
「まん延防止等重点措置」という難しい言葉に置き換わってしまいましたが、新型コロナウイルスがまん延するのを防ぐために重点的な措置を講じようということ。
これが今日から大阪、兵庫、宮城の3府県の計6市で初めて適用される。
大型連休が終わる5月5日までの31日間、対象の地域では飲食店などに午後8時までの営業時間の短縮を要請する。
従わない場合は20万円以下の過料を科すことができる。
コロナワクチン接種遅れ「不満70%」
読売新聞の世論調査で
「まん延防止等重点措置」が感染拡大防止に効果があると思いますかという質問に対して、
思わない:51%
半数以上もいる。
このような措置を講じたからといってすぐに感染拡大が歯止めされるのかということに疑わしく思っている人が多い。
その背景にはワクチンの摂取がアメリカなどの他の先進国に比べて遅れていると感じている人が70%に上っている。
新型コロナウイルスを巡る、日本政府のこれまでの対応を
評価するという人は35%、前回の調査から10ポイントも下がった。
評価しないが59%に上る。
第4波まもなく。過去を振り返ってみよいう。
もはや第4波への入口にいるわけだが、3波の時に日本はどうだったのか。
「第3波」の昨年11月以降に始まっているわけだが、そこでの死者が7400人を超えて、実は死者全体の8割を占めている。
去年の11月から今年の3月頃までの間に死者が急激に増えた。
高齢者施設などで集団感染がおきて「第2波」の5倍に増え、医療機関では3倍に増えた。
しかし、対策は後手後手にまわった。
第3波に向かう去年の秋頃の首相官邸の関心はむしろ経済活動との両立を常に意識しており、表面化したのが「Go To トラベル」の見直しを巡る専門家とのズレ。
専門家からは見直してほしいと言ってきたがなかなか実施されなかった。
そして、緊急事態宣言が出されたのは年が明けて1月であった。
「Go To トラベル」を全面停止したのは12月14日ですから、専門家たちが第3波を指摘してからもはや1ヶ月も遅れていた。
施設対策も置き去り、「Go To トラベル」も後手といったことが第3波を招いた。
そして今、どういうところにいるかといえば、第4波の入口に立っている。
そうした中で、自民党の二階俊博幹事長はテレビに出演して「Go To トラベル」を再開すべきだと言っている。
この時点でですよ!!!
この人の感覚を疑わざるを得ない。
こういう人が今、国を動かしているんです。
そら恐ろしいと思いませんか。
でも、明らかにこういう形で日本の政治は推し進められていくのです。
関連サイト
・2021年4月 電話全国世論調査 質問と回答 - 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20210404-OYT1T50211/
・第3波の死者、7400人超 第4波前にトンネル出口は - 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASP4472P0P42ULBJ006.html
・山口二郎教授「ますます戦時中の日本に似てきた」二階幹事長の発言に
https://news.yahoo.co.jp/articles/83c2f5ca5b7542271a8aca1e2a3a03c247ea5cfb
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