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家庭教師をつけるご家庭というのは
1・・超難関中学受験を考えているが、あと一歩届いていないという生徒をお持ちの場合 2・・現状の学力的にはかなり厳しいが、どっか私立中学へ行かせて欲しい場合 という2つのタイプが多い。 どちらも、それなりに苦労はあるのだが、僕が得意なのは2の方だ。生徒をなだめ、励まし、どつきまわし・・という戦いの日々を経て、その子供に適した学校を探していく、というのが僕のスタイルだ。2のタイプは「教える」というより「やらせる!」ことに重点を置くとうまくいく。保護者の方も、僕にまかせっきりにしてくれる場合が多い。授業後の懇談は「このコーヒー美味しいでしょ?」とか「先生の結婚はまだですの?」なんて内容が多い。勉強の話をするときは決まって「この子、どうにかなるでしょうか?」と聞かれる。いつも「絶対に、どうにかなります。」とお答えしている。どうにもならんかな?っていう子もいたが、まあ、どこかには合格するもんだ。 1のタイプは、志望校もたいてい決定しているし、普段から家庭学習も十分している。目指している難関中学合格のためのエッセンスを毎回切望され、便利公式や、特別な解法など、なんらかの形を残して帰らないといけない。保護者の方も、僕の授業内容や、模試の成績に敏感だ。授業後の懇談は、勉強に関することばかりで、長くなる場合が多い。 1のタイプの方は、ちょっと多めに授業料をいただきたいところだが、まあ、均一料金とさせていただいている。 1、2のタイプで、担当してきた小学生全体の7~8割になるが、やはり、一番ラクというか対応がしやすいのは、偏差値45~55くらいで、志望校も現実的な中学の場合だ。性格的にも、扱いやすい子が多く、保護者の方も極端な変わった方は少ない。 こういうタイプは、ちょっと安めの授業料でもいいかなと思うのだが、まあ均一料金とさせていただいている。 今日は、家庭教師2軒と塾の授業1コマだったのだが、塾の授業ではショックを受けた。僕の都合で、授業時間を繰り上げてもらったのだが、祝日でテスト前ということもあり、みな来るだろうと思っていた。しかし、時間になっても来ているのは一人だけ。忘れていたとか、勘違いしたとかで結局6人中4人しか来なかった。そのため、先へ進むこともできず、各自課題を与えてバラバラの内容をさせた。しかも、先週から2クラスに分けて、その上位クラスにもかかわらず、宿題を誰一人としてやってきていない。彼らは公立中学校で、真ん中よりは上の成績の子達なのだが、この意識の低さはどうしたことか。その後、訪問した同じ中1の私立中学生とは、天と地ほどの意識の差だった。学力差があるのは、なんとも思わないが、意識の差が激しいのが、どうも気になる。 家庭教師よりははるかに安いとはいえ、塾にも授業料はかかっている。彼らは、どういう意識で親が稼いでくれたお金を使っているのだろうか。僕は習い事は、ソロバンと鼓笛隊しか経験がないが、その一回一回は、真剣勝負だった。 今は、こういう仕事をしているものの、子供時代は「学習塾には絶対に行かない!」という信念のもと、小中高は当然どこにも通わず、浪人中も宅浪で過ごした。それだけに、塾や家庭教師の授業中にボーッとしたり、「もう一回休憩入れて~や~。」と言うとか、無駄な時間を過ごしたりしようとする姿をも見ると、驚き、悲しくなる。 ちょっと中1には、厳しい説教をしてしまったかもしれないが、今度から変化してくれるのだろうか。それとも、あまり深くまで干渉する必要はないのだろうか・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 26, 2004 02:24:45 AM
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