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2005年も、もう一週間が過ぎた。入試初日まで、あと11日。今年は姪1号以外では、教えている6年生は一人だけ。冬休み中は元日以外、毎日訪問している。元々担当していた算数以外、国語の論述、理科の物理分野、地学分野など、受験に関係する全科目を教えるようになった。僕の授業が3時間、塾で6時間ほど授業を受け、一人で社会などの暗記と、毎日最低でも12時間は勉強漬けの毎日が続いている。
彼は、3校を受験予定だが、すべてが近畿の超難関校。若干の難易度の差はあれど、いずれも合格できるかどうかギリギリのラインだ。どれかの学校に特に執着があるわけではないので、いずれか一校でも合格させてあげたいし、本人の持てる能力が、試験当日爆発すれば合格できるはずだ。 昨年の苦い思い出もよみがえる。2004年度入試で、西宮在住のT君は、7校受験し6校に合格。しかし、不合格だったのが最難関だった第一志望校。その学校への入学したいという思いがあまりに大きかったため、お母様が半狂乱になられ、しばらく立ち直れなかった。 受験時期の前には、どの学校へ行っても、その子供の価値は何も変わらないことをさんざん言ってあったにもかかわらず、そういうことになってしまった。 今年、受験を迎えるS君やご両親は、合否の結果が出たとき、どういう風にふるまわれるだろうか。僕はS君の潜在能力を信じてはいるが、倍率も高い3校だけに、恐ろしい結果になることも想定しておかなければならない。その場合も、すぐに対応しなければ、僕の存在価値はない。 ここ数ヶ月の彼の頑張りを見ていると「頼むから合格させてくれ・・・」と神頼みもしてみたくなる。初詣に行った2つの神社でも祈ったし、毎日、そのことばかり考えてしまう。これは、彼のためでもあるが、僕のためでもある。2005年度入試は、たった一人しか結果が出ない。年に一回の仕事の結果がゼロでは許されるはずがないのだ。彼が、3校とも不合格なら、僕は、今の仕事を辞める覚悟でいる。正直、合格発表の日である20日、24日が来るのが怖い。 なぜ、安全な受験校を選ばないのか?という話になったこともある。1ランク下げれば、明日にでも合格できる学校はいくつもある。しかし、彼は挑戦する。あと7回くらいの授業で、彼に何を伝えられるか、そこに、すべてをかけたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 24, 2006 04:50:53 AM
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