2011/07/19(火)15:25
久しぶりにいい映画
ビデオに撮ってあった「レッスン」を観ました。
アントニオ・バンデラスが社交ダンスを下層階級の荒れた高校生達に教えるというもの。
実話をもとにしているらしいです。
アントニオ・バンデラスがタンゴを踊るシーン、かっこよかった~
下層階級の子供たちを取り巻く環境は悲惨。
学校に入るにもまずガードマンによるボディチェックだし、家に帰ってもドラッグ、虐待、売春、貧困・・・
すさんでるから自分のことも大切に出来ない、希望もない。
でもちょっとずつ変わっていくんです、生徒たちが。
ワルツではお互いの信頼を築いてことを学ぶんです。
だって男性のリードに身を任せるわけですからね。
ダンスに何が出来るって反対する教師やPTAの面々にアントニオ・バンデラスが語るんです。
女性校長の手をとって静かに踊りながら、
「彼女が私にリードさせるのは私を信頼し、それ以上に自分を信じている証拠だ。」
「お宅の16歳の娘さんが自分を信じる強い女性なら、ばかな男に引っ掛かると思います?息子さんが女性を敬うことを学べば、女性を優しく扱う男性になるでしょう。」
「ダンスとそれに伴うルールを知ることで、思いやりやチームワーク、尊厳を学べる。それが未来を描く手助けになる。思い描く未来が広がるんです。」
ここんとこがこの映画の肝だったと思います。
もちろんダンスも素敵でしたよ。
あ~、私もダンス踊りたい。