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2007年01月30日
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CPUを上位のものに交換することによって通常パソコンの性能はあがるんですが(もちろん他にメモリ増設やグラボの変更等の方法もあります)、マザーボードやCPUの仕様の関係で上手く動作しないことはよくあるようです。私もそれなりに調べてからCPUを交換してはみたものの、動作(起動)しなくてがっかりしてしまいました。

偶然自分のパソコンのソケット形状が同じであることを思い出したんですが、FSB(フロントサイドバス)が異なるため、まず動作はしないだろうと思いました。まぁ、動かなければ元に戻せばいいので、ダメ元で差し替えてみることにしました。

もともとどんなパソコンだったかというと
モデル名Compaq Evo Desktop D500 SF
CPUPentium4 1.60GHz(Willamette、0.18μm、Socket478)
チップセットIntel 845(Brookdale、PC133、FSB400MHz

という感じの、Pentium4が出始めた頃のものです。中古で購入しました。

CPUの違いは、この通り。(詳しくはこちらのWikipediaをみてください
Pentium4 1.6GHzPentium4 2.66GHz
Socket形状Socket478Socket478
開発コード名と世代Willamette(第一世代)Northwood(第二世代)
製造プロセス0.18μm0.13μm
L2キャッシュ256KB512KB
FSB(フロント・サイド・バス)400MHz(100MHz×4)533MHz(133MHz×4)
コア倍率20.0

Socket形状が同じなので、物理的に取り替えることは可能です。ただしFSBがどうにも違うし、動作電圧も違う可能性が高い。。。

結果はというと、、、 あっさり動作しました。 ただしCPUのクロックは2.66GHzでなく2.00GHzになってしまいましたが。ネット上では、マザーボードのFSBがCPUのそれに対応していなければ動作はしないというのがほとんどでしたので、意外でした。

理論的にはこうなったみたいです。
FSBが533であればFSBが400なので
133MHz×20.0(コア倍率)=2.66GHz100MHz×20.0=2.00GHz

CPUが1.6GHzでWin2000の動作がちょっと重いな~と思っていた中古のパソコンが、CPUのFSBが遅くなっても結果的に25%アップの2.00GHzになったわけですからそれはそれでよかったです。確かにパソコンの動作は軽くなった気がします。

たまたまうまくいった可能性が高いんでしょうが、しばらく様子をみてみようと思います。

パソコンの情報取得には、
 ・EVEREST Home Edition(製作者: Lavalysさん)
 ・cpu-z(製作者: www.cpuid.comさん)
 ・CrystalCPUID(製作者: ひよひよさん)
が便利です。

※CPUを交換するのにはそれなりの技術がいりますし(最悪の場合壊れてしまうことがあります)、パソコンのケースを開けただけでメーカーの保障がきかなくなることがありますので、くれぐれもご注意ください。





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Last updated  2007年01月30日 23時37分01秒
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