2022/10/03(月)00:00
鉄柱の断面の形 寒冷地あるある!
こんにちは。パスカルです。
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本日は、物件情報をいただいたので、サッサと見学にってきました。
内見じゃなくて、外から見ただけです。
いくつか気になる点はありますが、物件を特定できる写真を載せることはできないので、気になる写真を一枚だけのせてみます。
寒冷地あるあるの話です。
2階の共用廊下を支える1階の鉄柱です。
わたくしが、写真に青色の線と赤色の線を引いてみました。青色の線と赤色の線部分の断面は下の図のようになっていると思います。
青色の部分の断面は正方形です。
赤色の部分は丸みを帯びています。
実際には、勝手に切断するわけにはいきませんが、見た目でわかります。
写真では伝わりらないのが残念です。
もちろん建築当時は、赤色部分の断面も正方形だったはずです。
なぜこうなるか?
それは、水(氷)の力、凍結の影響です。
建物の劣化で、この鉄柱の中に水が入るようになります。
冬季に鉄柱の中に水があると、凍結して水(氷)の体積が増えます。水の体積は、個体、液体、気体の状態の中で4℃の液体の状態の時が最小です、個体である氷になると体積は増えます。
そして、鉄柱に水(氷)が膨張する力が加わり、鉄柱の断面は丸みを帯びてしまいます。
鉄柱の中の水は、高さが1㎝でも、凝ってしまえば水の抜ける道がなくなり、上部から水が入り続けて数十㎝の高さまで凍ってしまいます。
そして、写真のようになります。
この写真では、サビのある高さまで、氷の膨張の影響を受けて丸くなっていると思います。
こうなってしまったことは仕方ないとしても、鉄柱の中に水が入ってしまった原因があるはずですから、水が入らないように修理しなくてはいけません。
二階の共用廊下に原因はあると思います。
今回は、一人内見会で居者様の目があるので原因までは確認できませんでした。
購入できたら、塗装屋さんかコーコング屋さんに見てもらいます。
こんなこともあるので、鉄柱の形は、必ず確認するようにしています。
本日は、その場で仲介さんに電話して、鉄柱の事も含めて色々お伝えして、価格の決定前の指値とさせていただきました。
寒冷地あるあるでした。
おしまい。
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