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カテゴリ:小説
年末年始の休み中に読んだ1冊です。
「ブレーキ」(山田悠介・著) ここでよく紹介している「山田悠介」の短編集で本の題名を含む 5つの話が載っております。文庫本も「角川ホラー文庫」でしたので、 どの話もそれっぽいものばかりですので、好き嫌いのあるところかもしれません。 「ビンゴ」・・・死刑が確定している囚人たちの死刑執行をその日のビンゴ で決めるといったもの。縦横5列の25の番号が死刑囚に割り当てられており、 1列以上がビンゴで決まった時点でその列の人間の死刑が執行されるもの。 運良く1年間かわせられれば釈放となる特典もあり、ここでの主人公は今回 がラストとなる設定。死刑回避なるかといったもの。もちろん主人公が死刑囚に なったのはやむにやまれずなったというのは、いうまでもありません。 「サッカー」・・・闇の世界で行われているスポーツ、相手チームの首を 落としてシュートを決めれば得点といった殺人ルール、サッカーの起源のような 設定でそこで参加している、スター選手の話。 「ゴルフ」・・・3チーム対抗のゴルフコンペが行われているゴルフ場に 爆弾が仕掛けられていることが判明、犯人の要求は3兄弟で出場のチームに ラスト3ホールをすべてバーディ以上であがるといったもの。 無茶な要求に3兄弟が迎え撃つといった話。 他に「ババ抜き」「ブレーキ」2編が掲載されています。 意外なオチがそれぞれの話にはついてきますが、短編ゆえに消化不良の話も ありました。まあ5編もあればいろいろな好みもあると思います。 「ブレーキ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 4, 2009 06:10:43 PM
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