paseri部屋

2009/06/23(火)00:10

催眠 完全版

小説(48)

久しぶりに本の感想を。 「催眠 完全版」(松岡圭祐・著)を読みました。 作者は「千里眼」の作者で、この話は千里眼にも出てくる、 臨床心理士・嵯峨敏也が主人公で多重人格障害の女性を 救う話です。 主人公は精神疾患のクライアントに対しての治療法としては、 催眠療法を駆使する役どころで、話の中での「催眠」とは かけるものではなく、リラクゼーションの気持ちに誘導するといった ものという意味で使われております。 「千里眼」シリーズからこの小説を読みましたが、印象としては 「千里眼」のスピンオフ的な感覚ですが、この「催眠」が成功したこと によって「千里眼」シリーズの成功に繋がったといった小説です。 「千里眼」が動なら「催眠」は静のイメージで主人公の性格によるものと 感じます。偶然最近のドラマ「BOSS」や「MR.BRAIN」でも多重人格障害が 扱われていたのでタイムリーにも楽しめた話でした。  「催眠 完全版」

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