2009/06/23(火)00:10
催眠 完全版
久しぶりに本の感想を。
「催眠 完全版」(松岡圭祐・著)を読みました。
作者は「千里眼」の作者で、この話は千里眼にも出てくる、
臨床心理士・嵯峨敏也が主人公で多重人格障害の女性を
救う話です。
主人公は精神疾患のクライアントに対しての治療法としては、
催眠療法を駆使する役どころで、話の中での「催眠」とは
かけるものではなく、リラクゼーションの気持ちに誘導するといった
ものという意味で使われております。
「千里眼」シリーズからこの小説を読みましたが、印象としては
「千里眼」のスピンオフ的な感覚ですが、この「催眠」が成功したこと
によって「千里眼」シリーズの成功に繋がったといった小説です。
「千里眼」が動なら「催眠」は静のイメージで主人公の性格によるものと
感じます。偶然最近のドラマ「BOSS」や「MR.BRAIN」でも多重人格障害が
扱われていたのでタイムリーにも楽しめた話でした。
「催眠 完全版」