paseri部屋

2010/01/06(水)07:54

ドミノ

小説(48)

「ドミノ」(恩田陸・著)を読みました。 少し前の小説ですが、今も本屋では前のほうでみることもあります。 はなしは東京駅を中心に27人と1匹がそれぞれの立場で、 おのおのの事件に遭遇しますが、いつしかそれはひとつの方向へ、 と、いったところですが、もう少し詳しくですが、 まずは関東生命関係のひとたちですが、この日は営業の節目の最終日。 額賀部長は締めの最後の契約でノルマ達成となるのですが、契約はとれた もののその入金の手続きのために、八重洲支社にもどらなければならない ものの、その途中で電車がストップしてしまいます。そのために、社内の つてからもと暴走族の健児が、額賀部長の運びやに、200キロでバイクを 走らすものの、途中から警察を引き連れて東京駅に向かうのでした。 もうひとつのグループは、関東生命協賛のミュージカルのオーディションにきた 麻里花と玲菜、オーディション後にそれぞれの親の都合で東京駅まで きてしまいます。そこで、爆弾・立てこもり事件にまきこまれます。 もうひとつのグループは、佳代子と別れたがっている正博はいとこの美江と いっしょに、一芝居うちにきますが、佳代子は佳代子で正博に復讐の機会 をうかがっているといった設定、場所は東京駅構内。 もうひとつのグループは、映画「ナイトメア」を観にきたミステリーサークル の学生、この学生は佳代子のグループの事件に巻き込まれていきます。 そして、この映画の監督も来日中、この監督も東京駅でまきこまれ、かつ、 自分の大事にしている動物も逃げ出し、その動物の行方もおうのでした。 もうひとつのグループは、俊策を中心とした俳句サークル。 ただし、俊作以外のメンバーは警察OB。途中爆弾事件のおこる雰囲気を 感じとり、事件解決に行動するのでした。 そして、爆弾を爆発させようとする過激派の面々といったところです。 このさまざまなはなしを負うのに、はじめのほうを、読んではもどって確認 といったことを3分の1ぐらいのところまで、くりかえしましたが、 それ以降は一気によんでしまいました。そして、この本には登場人物の 紹介があり、それで結構助かりましたね。 登場人物が多くとまどいますが、結構おもしろくよめました。  「ドミノ」(恩田陸・著)

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