Sailing into the Future

2006/12/08(金)22:39

今日は…

12月8日。 真珠湾攻撃の日、日米開戦の日であり、そしてまた、このブログが(一時中断されていましたが)開設された日。 もう、あれから2年が経ちます。 早いものですね。 当事の思惑とは全然違う方向へと流れてきました。 吉川英治の「宮本武蔵」の中で特別に私が好きな箇所が、武蔵が気違い扱いされながら伊織と一緒に開墾する場面があります。 いくつもの血湧き汗握る戦闘場面よりもなによりも「法典ケ原の牢人」として、必死に開墾を行うこの場面と、野盗どもがこの付近の村を襲った時、村人を指揮しながら奴らを撃退する「野火来」の部分がとりわけ好きなのです。 で、この開墾の場面では、武蔵があれこれ人智の限りを尽くして開拓しようとするけれども、洪水の度に元の荒地に戻ってしまう。 しかし、ある時、自然の流れに逆らおうとする事が良くなかったと悟り、自然の流れに逆らうのではなく、それを生かして治水を行おうと考えるようになります。 ちょうどそんなことを悟った頃に、「野火来」が起きて野盗どもを撃退し、このことで武蔵に感服した村人達が、武蔵に協力するようになって、今まではあれほど困難を極めた開墾が上手く行くようになる、という場面です。 ふとそんな事を思い出しました。 もう一回読んでみたい。時間がないからほとんど無理だけど。 P.S. のだめカンタービレが面白い。

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