カテゴリ:カテゴリ未分類
★「コンピュータで文字入力学習」の対策は? 新小学校学習指導要領第1章総則3の1の(3)には、アの項で「コンピュータで文字入力の学習」が定められており、イの項で「プログラミングを体験し思考力を身に付ける学習」が謳われている。 文科省では、上記の「高等学校基礎学力テスト(仮称)」や、その後に控える2024年度以降の大学入試でのCBT方式導入と言う重要施策を見据え、これらを完璧に実施するため、小学校段階での「コンピュータで文字入力の学習」が提唱されたものであろう。 まさに、これが指導要領でプログラミング体験に先んじてアの項目に掲げられた真意ではないだろうか。 例えば、小学生段階で、「すべて」の生徒に対し文字入力が10分間に400字と言うワープロ検定3級程度の実力を身に付けさせることが出来れば、生徒本人の自信にも繋がるし、国全体の夢も大きく膨らむことになる。 2010年国勢調査によると、我が国には約108万人のシングルマザー家庭があるそうだ。 もちろん経済的に困窮している家庭は、シングルマザー家庭だけではないが、その経済状態は決して豊かとは言えない。平均年収は約180万円だそうだ。そんな経済状態の中で、家庭でパソコン等ICT環境を整備できる訳がない。 小学生にタッチタイピング技能を習得させるためには、明確なカリキュラムを策定し、その上で教育での経済格差を発生させないため『対面教習』で実施することが重要だ。教員の負担を増さないで「対面教習」を行うには、全国の小学校に対し毎年メンターを派遣する必要がある。 タッチタイピング教習を、これまでのようにネットのアプリに任せておけばOKという訳にはいかない事情が我が国(だけではないが。)には存在するのだ。 それでも、世界はAI社会に向け突き進んでいる。我が国の現状を勘案すれば、早急に大手教育系企業やコンピュータ関連企業その他NPOなどを招集し、それぞれの団体・企業のカリキュラムやプランを聴取・検討し試行しなければ間に合わなくなる。 特に、2024年度を目指しCBT方式の大学入試を採用するのであれば、受験者のタイピングスキルを一定以上確保することが絶対条件だ。ICT環境を整えることも重要だが、何が何でも全国の小学校高学年や中学生に対し2020年度以降有効なタッチタイピング教習を実施していかなければならないだろう。 NPO法人パソコンの九九推進協会 代表 佐築 勇
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.25 09:07:01
コメント(0) | コメントを書く 【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
x
|
|