パソってますか？　

もうじき４月ですが、東京地区でも新社会人・学生と思われる方の姿がよく見受けられます。私にもそのような時期がありましたので、初めて上京した時の印象を日記に書いてみます。

最初に降りたのは上野駅です。そこから品川駅まで行く必要がありましたが、なにせ、右も左も分かりません。方向音痴ではありませんが、自分が今どの辺にいて、どうすれば品川駅まで辿り着けるのか見当もつきませんでした。分からないままでは仕方がないので、適当な人に聞いてみることにしました。すると、○番線の山手線（黄緑色の電車）に乗れば大丈夫と教えて頂いたので、そのホームまで行きました。

黄緑色の電車が着たので、乗り込んで座席につきました。車内の沿線図をみて何個目で降りるか確認し、それまでは、余裕（→回りの人に地方出身者と思われないように　^^; ）で景色などを見ていました。ところが、すぐ隣を青い電車（京浜東北線）が平行して走っているではありませんか　(￣□￣;)!!　　それまで、電車は上りと下り（線路が２つ分）しか見たことがない自分としては、２つとも上りという状況を理解出来ず、「ぶつかってしまう！」と冷や汗です。

さらに危機到来！　京浜東北線の隣を黄土色の電車（東海道線）が走っているではありませんか　(￣□￣;)!!!!　。「絶対ぶつかる！上京したその日に事故かよ！」と舌打ちです。昼間ということもあり、電車内には数えるぐらいの人しかいませんでしたが、皆冷静です。「何故みんなは平気なんだ！」　自分だけ焦っている感じでした（→顔には出しませんけど）。

そして最大の危機！　黄土色の電車の向こう側に世界一安全だといわれる新幹線が走っているではありませんか　(￣□￣;)!!!!!!!!!　　新幹線の安全神話崩壊！　死傷者多数！　史上空前の惨事！　人為的ミスか！　と翌朝の新聞の見出しが次から次へ頭の中を駆け抜けていきます。ここまで来ても自分以外の人は皆冷静です。「都会の人って肝が据わっているか冷たい性格のとっちかだな」と勝手に決め付け、あとは品川駅まで、対向電車がこないことを祈るだけでした（→もちろん顔には出しません）。

運良く（強運！）品川駅に着き、事故に巻き込まれないように、足早にそこを立ち去ったのを覚えています。

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