先週はMacka-chinの『LAST』と同じくして、それも今更ながらにしてMUROの『TOKYO TRIBE 2』を同時に購入した。とりあえず聴きたかったのは“REAL TOKYO SHIT feat.S-WORD”コレだ。なぜ、あの時(あの時と言うのは昨年の発売日まで遡る。)、このタイトルにピンと来なかったのだろうと今更ながら思う。リリックの一部始終は
はは こいつはすげ~笑えるぜ!! 嘘つき騙るtokyo sh*t!! おのぼりがはしゃいでtokyo sh*t!! fakeが集まり騒々しい oh sh*t!! つまみ出せ 狂言師
ってな感じだ。TOKYO SHITと言うムーブメントを起こした第一人者のDABOをDISした曲なのか、TOKYO SHITに参加したMCの誰かをDISした曲なのか、参加MC全員や二番煎じのムーブメント全てに対してのDISなのかは分からないが。“おのぼり”や“狂言師”あたりがDABOを指してる風に感じとれなくもない。この曲のトラックのせいもありげだが、S-WORDの言葉に説得力を感じるのは事実。S-WORDがいつも以上にデカく感じる。NITRO内でのDIS(本当か否かは分からない。)と珍しい曲であり、スローテンポながら何度も聴ける曲なので、とりあえず聴いておいて損はない曲だ。
その他にもテンポのいいトラックに絡みつく三本のマイク“V.I.P. feat.BIG-O,SUIKEN,chiefLOW”や日米コラボ4MCのマイクリレーがまさにタイトル通りSO COOL!!な“SO COOL feat.De La Soul & Lunch Time Speax”やWU-TANG CLANからもMCが参加した“THE ROOSEVELTS feat.Ghostface Killah,Raekwon,Trife Da God”なんかが特に作りがよくて気に入った曲。日米合作って感じでJ-HIPHOPを聴く人も洋HIPHOPを聴く人もの両方楽しめる新しくも贅沢な一枚だと思う。流石、MUROってとこだろうか。比較的、最近の中でも良曲揃いなので、聴いてない人、スルーしてた人は聴いてみればと言っておきたい。