男の料理!幸福のレシピと明日誰かに話したくなる与太話

2007/12/02(日)10:27

今日は真面目に歴史を考える「喰っちゃえ~!」*鶏のクワ焼き*

男の鶏肉料理・卵料理(122)

旨いもの大好き! これは世界中の定説。私も大好き。旨い物を食べると“この上ない幸せ”を感じますよね。決して値段の高いものや貴重なものばかりが旨いものとは限りませんよ。フランスの諺で「よい夕食は必ず空腹によって始まる」(日本でいうところの“空腹は最上の調味料”かな?)ってのがあります。腹が減ってりゃ何でも旨い!(これじゃ元も子もないね!) 昔の人の旨いもの どうも日本史の教科書や時代劇通りだと、江戸時代は飢饉が頻発し、いつもひもじくて暗くて寂しい時代のような設定ですよね。宗教上の理由から“肉”も食べず、粥ばかり・・・本当にそうだったんでしょうか? 最近 色々な番組で江戸時代の食べ物が取り上げられるようになり、結構豪勢な食生活だったことが判ってきました。まぁ現代の日本でも貧富の差があるのと同様に当時も美味しいものを食べられる人と食べられない人も当然いましたが・・・ 肉食禁止令 飛鳥時代から度々、ウシ・ウマ・イヌ・ニワトリ・サルの五畜の肉食を禁じる「肉食禁止令」がでていたそうです。返して言えば禁止令が出ても、庶民が五畜を食べるのをやめないので「禁止令」を度々出さなくてはいけなかったんでしょうねぇ。またこの中には“鹿”“イノシシ”“熊”などは含まれていないんですよ。これらの肉は平然と食べられていたようです。 ももんじい屋 江戸時代に繁盛した飲食店で、“ももんじい”とは妖怪の意味だそうです。妖怪屋?そうですねぇおおっぴらに「イノシシ・鹿・熊・猿・犬などを食べさせる店」とは言えないので、「“妖怪”を食べさせている店」という建前だったとも言われています。 野良犬はいない? 江戸の町には野良犬がいなかったそうです。それは喰っちゃったから・・・これは本当の話。 鯨は魚の仲間として当然喰っちゃったし、ウサギを今でも1羽2羽と数えるのは、当時「ウサギは鳥の仲間だから!」と平然と喰っちゃうわけです。考えてみると現代より多種多様な肉を喰っちゃってますねぇ。 農村だって 鋤(すき)を火にかざして鴨やウサギなどの鳥肉(?)や、鯨肉や時には牛・馬・イノシシなどの肉を焼いて食べる、一種の焼肉にして食べていたようですよ。これが“すき焼き”の起源といわれています。(鋤とはスコップみたいな農機具ですね) また農作業の合間に野鳥をつかまえ、使っていた鍬(クワ)の上に置いて焼いて食べたことがルーツといわれている“クワ焼き”というのもあるんですよ。現代のクワ焼きは、一般的には鶏肉を醤油ベースの甘辛い味付けたれで焼いたものを言うようです。 クワ焼きはシンプルだけど 当時は雁や鴨、時には白鳥など食べていたそうですがねぇ。さすがに手に入らないので鶏肉で作りました。そして鍬もウチにはないのでフライパン(当たり前か?)味付けはシンプルに醤油・酒・みりん・砂糖・唐辛子です。この甘辛い味付けは、なぜか懐かしく感じるのは日本人だからかなぁ。 <作り方> 鶏モモ肉をポリ袋に入れ醤油・酒・ショウガを入れ揉み1晩冷蔵庫で寝かす。砂糖・醤油・酒・みりんを合わせておく フライパンにサラダ油を少々入れペーパータオルで汁を拭った鶏肉に片栗粉を軽くまぶし、皮目から焼く。皮目に焼き色がついたら返し、ネギを入れる。 フタをして蒸し焼きにし、火が通ったら合わせ調味料・輪切り唐辛子を入れ照りがでるまで炒め煮にする。 食べやすく切り、皿に盛り糸唐辛子を飾りできあがり 今日の料理の詳しい分量や作り方は My Home Page「パスタ職人による、男の料理学」 *男の鶏肉料理*にあります。 毎日1メニューUPを目標にHP更新中!!!!!! 「パスタ職人による、男の料理学」はYahoo!Japanカテゴリー > 生活と文化 > グルメ、ドリンク > 料理 > レシピ >男性向け に掲載されています。 All About グルメ・クッキング チャネル >> おかずレシピ ガイドサイト >> おすすめINDEXに掲載されています。 ↓↓只今こちらに参加中! 今日のブログ、面白かったら(つまらなくても)ポチっとね! ファイブ ブログランキング

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