カテゴリ:フュージョン、AOR、ワールドMusic
センター街で、黒人ドラムス・ソロ・パーフォーマンス!
今日、渋谷へ寄って帰った。 帰り道、渋谷のセンター街 で、 「ドン、スコスコ、ドン、スソスコ、ツクツクツク、ドンドン。。」 という音が聞こえてきたので、歩いていくと、黒山の人だかり。 何かと群集にわけ入ってみてみると、 黒人(アフリカ系アメリカ人といったほうがいいのかな)のアマチュア・ミュージシャンがひとりで、ドラムスを叩いている。。 マイクも何もない。 ドラムスも、なにやら、ストリート用というか持ち運びに簡単なように、サイズが小さい。ジュニア用な感じ。 スネア、タムタムx2、バスドラ、シンバル、ハイハット、カウベルとシンプル。スタンドに小銭を入れてもらう、小さな籠。 バスドラは、本当にバスドラと思うくらい小さい。 ところが、小さなドラムセットで、 えらくファンキーなリズムを刻み、ドラム・ソロへ。 おお、なにかひさびさに、ストリートでなかなかいいミュージシャンが。 ドラムソロから、またリズムを刻みだすと、なにやた歌っている様子。 マイクがないが、ドラムス叩きながらなにやら歌っている。 「Walk This Way」 だ! エアロスミス 、それからRum DMC のラップで有名な曲。 エアロスミスが、Rum DMCのプロモーション・ビデオで使われて、本家まで再び売れた曲。 う~ん、なんかNew York の気配を久しぶりに感じる。 New Yorkでは、いつでもストリート・ミュージシャンがあちこちで活動しているが、11月半ばから12月中旬にかけて、クリスマスのプレゼントを買いにやってくる、アメリカの他のエリアからの観光客をあてこんで、 ブルックリン、ブロンクス から大量に、ストリート・パーフォーマーがやってくる。 9.11後にどうなったかは、知らないが。 ゴスペラーズ も真っ青なアカペラ・コーラス・グループ、 アクロバティックなワザもキメル、ストリート・ダンサーズ、 ベース、サックス、ドラムスの本格的ストリート・ジャズ・バンド ファンク・ボーカル、ラップ、 もちろん、大道芸人もいっぱいいるが、彼らはむしろ、ワシントン・スクウェアなどの公園にいる。 なんか、そんなNew Yorkの気配をチラッと感じる。 ふたたびドラムソロ、毎回、ソロのスタイルが違う、 そしてまたいつのまにか歌いだす。 「ゲロンパ、ゲロンロン、ゲロンパ、ゲロンロン。。。。」 ジェームス・ブラウンの「Sex Machine」 だ! いいね、いいね、このノリ。 ドラムソロ。次の曲は何かと、耳をかたむける。 ビートルズの「Come Together」 だ! かなりファンキーな「Come Together」 ビリー・プレストン も自分のアルバムで、「Come Together」をやっているけれども、それよりファンキー&ソウルフルな感じ。 ドラムソロ。 次の曲は、何を歌っているのか、なかなかわからない。 おお、ディープ・パープルの「Smoke on the Water」 だ! こんなに、ソウルフルにやられると、なかなかロックの曲だとは気が付かない。 上の3曲は、ファンキーな演奏になるのに、それなりの理由がある。 Run DMCや、ビリー・プレストンが、オリジナルよりも、クロっぽく演奏したものがあるからだ。 しかし、このストリート・ミュージシャンが、ドラムスをドコスコ叩きながら歌う「Smoke on The Water」は、史上最大のファンキー版「Smoke on the Water」 かもしれない。 うん、ロックをこうやって料理する方法もあるんだなぁ。 白人のオーディエンスは、さりげなく、コインを投げ入れ、、去っていく。 中東系のオーディエンスは、音楽など聞いていなくて、日本人の女の子たちを物色している。 酔っ払って、一緒にわけわかんなく踊っている、オヤジもいる。 日本人のオーディエンスは、演奏がすべて終わってから、握手を求めたり、一緒に写真撮ったりしている。 これだよ。 ストリート・ミュージシャン、ストリート・パーフォーマーへの接し方がそれぞれ違って、面白い。 ストリート・ライブ、日本にもだんだん定着してきたのか。 いつか、自分も、ウクレレ・ストリート・パーフォーマンスをやってみたいと思う。でも、わけわかんない酔っ払いオヤジの前で演奏するのは、やっぱりちょっと気が引ける。 今日は、ちょっといいコトがあった☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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