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ラスタ・パスタのレレ日記

2005年02月06日
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「涙そうそう」 は、はじめから夏川りみが歌うことがきまっていたわけではなかった。はじめて知った。

夏川りみ/涙そうそう

テレビ東京系「ミューズの楽譜」でやっていた。

夏川りみは、沖縄石垣島出身だそうだが、最初は演歌歌手としてデビューしたらしい。

子供の頃は、コンテストあらしさながら、沖縄のみならず、東京や大阪の歌謡コンクールで優勝しまくっていたらしい。父親が積極的に全国のコンクールに応募させ、ついてきてくれたらしい。

父親があと1年、娘と一緒に暮らしたい、というため中学3年をへて、めでたく演歌歌手デビュー。

ところが全然売れなかったらしい。一度、沖縄に帰るが、こんどはポップ歌手として、やり直す。多少売れたらしい。

しかし、やっぱり、運命を変えたのは、ビギンの「涙そうそう」との出会い だったらしい。

前に、「涙そうそう」の作曲者のビギン、作詞者の森山良子、夏川りみの3組の夢の共演で、「涙そうそう」を歌った音楽番組の話を日記に書いたが(トラックバック参照)、夏川りみは、この歌に出会っていなかったら、あそこにはいなかった。


2000年の「沖縄サミット」 の様子をテレビで夏川りみが見たことから、「涙そうそう」との出会いが始まった。

アムロちゃんや、小渕さんのブッチフォンの話題で、当時はまったく気が付かなかったが、そこにビギンが登場して「涙そうそう」を歌ったらしい。

それをテレビで見ていた夏川りみ、「そうだ!私はこんな歌が歌いたかったんだ!」 と思い、後日さっそくビギンのライブに行き、楽屋を訪ねたそうだ。

そして、比嘉さんに直訴したらしい。「この歌を私にください!」


比嘉さんは、「そうあせらずに」といって、新しい曲を夏川りみに書いてあげたそうだが、やっぱり「涙そうそう」が歌いたかった夏川りみは、もう一回、「涙そうそう」を自分に歌わせてくれと頼んだそうだ。

そして、レコーディングの日、夏川りみの歌に、比嘉さんは言ったそうだ。
「りみちゃん、今の歌じゃ、お客さんに全然伝わらないよ」って。

「『涙そうそう』というのは、涙ぽろぽろ、というような意味だよ。森山良子さんは、作詞を頼むとき、『涙そうそう』の意味を知って、死んだ兄のことを思って詞を書いたんだよ」

「そんなに大切な歌だったんだ」と思った夏川りみは、歌の意味を一度、自分の中に取り入れて、それから歌ったらしい。

比嘉さんが言った。「今の歌なら、大丈夫。絶対お客さんに届くよ」って。

夏川りみは、沖縄の石垣島出身でありながら、それまで、「涙そうそう」の意味もあんまり分からなかったし、沖縄の歌や言葉というものを、前面に出して歌ったことはなかった。

しかし、今、夏川りみは、沖縄の島歌や言葉、ひとびとのことを歌で伝えて生きたいと思って歌っているそうだ。

自分のイメージの中で、遠浅の海と青い空 がいつもあって、それを思いつつ、みんなに届け~っと思って歌っているらしい。

そして、結果はみんなの知っている通り。夏川りみは、この歌で大ブレイクした。

偏見があるわけではないが、ぼくはあんまり演歌を聴かない。
でも、夏川りみの歌は大好きだ。

夏川りみは、自分自身のアイデンティティである沖縄のこころの豊かさを、みんなに届けたいと思って歌っている。そして、それは多くの人に伝わり心を揺さぶるのだと思う。

彼女の伸びやかな声、いきいきした表情。

「ココロツタエ」という谷村新司が作詞作曲のマキシシングルのカップリング曲、
「空のように、海のように」

ココロツタエ / 夏川りみ

この歌をCDショップの店頭で試聴したぼくは、おもわずその場で、そのシングルCDを買ってしまった。谷村新司が書いた曲ではないといっても、それと同じシングルにはいっているCDを自分が買うことになるとは、いままでおもってもみなかったのだが。

それだけ、彼女の歌には、説得力があった。

夏川りみの
つややかな歌声と、三線の音、包容力のある歌。なぜかあたたかく、なつかしい。


夏川りみの心情をそのまま曲にしたような歌。


♪でも心は 帰る場所がある♪

帰る場所とは、もちろん彼女にとって、それは石垣島であるが、それと同時に、歌を歌うことの原点、根っこ、やっと気が付いた、遠回りしてやっとめぐり合ったコト。

なのだと思う。

番組で、夏川りみと共演してヴァイオリンを弾いた川井郁子 が、いつもになく、とてもいいことを言っていた。

川井郁子は、美しい女性だとはおもうけれども、ぼくの中では、ヴァイオリニストとしての実力には「?」マークがついている。

いつも、くちびるを半開きにして、体を「C」の字にそらせてヴァイオリンを弾いている女性。計算されたスタイル。

でも、今夜は違った。夏川りみと共演した感想をこう述べていた。

「夏川さんの、のびる声。そこから波動のようなものを感じた。いつになく、浮きたてられるような気持ちでヴァイオリンを弾いた。弾いていてとても気持ちが良かった。夏川さんの『声』そのものに、のせられた」

と。

ぼくが別の曲のCDを試聴した時に感じたことと同じようなことを、川井郁子は感じていたようだ。

これだから、音楽は素晴しい。

そして、そのような『声』は、たんなる空気の振動で伝わってくる「声」ではないのだ。

夏川りみが、遠回りして、やっとたどりついた地点。沖縄。そこに立ち返ることによって、心落ち着き、はじめて獲得した特別な『声』なのだと思う。

そして、最後に、ビギンの比嘉さんは、あったかくて、ふところの深いひとだなぁ、とまた思った。

歌手「夏川りみ」は、比嘉さんさんが育てたようなものだと思うから。レコーディングの時のひと言で。






最終更新日  2005年02月07日 01時59分21秒
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