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ラスタ・パスタのレレ日記

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2005年02月14日
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テーマ:洋楽(3285)
司会は山田優と松任谷正隆。

レイ・チャールズ/ジーニアス・ラヴ~永遠の愛


今年のグラミー賞は、グラミーのために行ったライブ・パーフォーマンスがみな素晴しかったですが、今日は、主要部門の受賞作品の紹介をします。WOWOWの放送順です。朝の生中継を夜、編集して放送しているものなので、受賞式順かどうかはわかりません。


ポップ部門、ベスト・グループ
Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocal

ぼくの昨日の希望通り、Los Lonely Boys が受賞しました!
彼らは、メキシコ系アメリカ人の3人兄弟だそうです。

ロス・ロボスのような香りと、サザン・ロックぽいテイストがあって、なかなかようです。

R&B ベスト男性ボーカル
Best Male R&B Vocal Performance

昨日の日記では、アッシャーが本命だが、プリンスも捨てがたいと書きましたが、見事プリンス が受賞しました!!パチパチパチ!
プリンスの復活を素直に喜んでします。

最優秀ロック・アルバム賞
グリーン・デイ「American Idiot」
1994年以来10年ぶりのグラミー受賞だそうです。
グリーン・デイは何かを受賞すると思っていましたが、やはりもらいましたね。

最優秀新人賞
Best New Artist

昨日の日記のぼくの希望がかないました。

マルーン5 です。
マルーン5というのは、不思議なバンドで、かつての「スパークス」のように、ちょっとへんなポップさが素敵です。

受賞スピーチで、メンバーがジャケットに「ピース・マーク」の腕章をつけていました。アンチ・ブッシュ政権ということでしょう。


最優秀R&Bアルバム賞
Best R&B Album

アニタ・ベイカー、アル・グリーンといったベテラン勢をおさえて、
Alicia Keys が受賞。

昨日の日記は、R&BやHip-hop系のカテゴリー、部門がいりくんでいて、わかりずらいと書きましたが、Alicia Keysのグラミー賞受賞式のライブ・パーフォーマンスを観て、納得しました。

彼女はとても歌が上手いです。
受賞を逃しましたが、アニタ・ベーカーやアル・グリーンのノミネートはそれでも価値がありと思いました。
昔ながらの音楽を創りながら、なおかつ今の音楽シーンに通用する歌を訴求しているのはさすがだと思います。


最優秀ラップ・アルバム
昨日の日記では、部門が多すぎてわかりにくいと書きましたが、
やっぱりこのカテゴリーでは、大本命の

カニエ・ウェスト の「The College Dropout」が受賞しました。
彼のライブ・パーフォーマンスは最高でした。

受賞スピーチでは、「ちょっと長くなるけど聞いてくれ」といって、
「(交通?)事故で死にかけた経験は、今に役立っている」とか、

「『(10部門もノミネートされているのに)グラミーをとれなかったらどうする?』という質問を沢山の人から(メディアから)されたけれども、もうその質問の答えは誰もわからない(なぜなら、自分はこうしてグラミーを受賞してしまったから)」といって、オスカー像を高々と手にかかげたのが印象的でした。

ちょっと、社会派っぽいRap(もやる)ミュージシャンだと思いました。


最優秀カントリー・アルバム

70歳ロレッタ・リン

という女性が、ホワイト・ストライブスのプロデュースで受賞しました。

今まで、カントリー・ソングで放送禁止になった曲は14曲、全米1位を獲得したそうですが、「私のもこうしてNo. 1になったわよ」といっていました。

彼女の歌がどんなものか知りませんが、スピーチの文脈からするに、今のアメリカの危険な保守化傾向・孤立化傾向に、アンチテーゼを投げかけた曲だったのかもしれません。がんばっているなぁ、70歳のおばさま。


ベスト・ゴスペル・グループ/デュオ(だったと思う)

レイ・チャールズ&グラディス・ナイト が受賞。
やったね、レイ!


コンテンポラリー・ワールド・ミュージック
セネガルの ユッスン・ンドゥール
「エジプト」

イスラム教を肯定的にとらえたアルバムだそうで、5年前に録音された(9.11より前)が、そのときの社会状況(特にアメリカの)を鑑みて、5年後に発売されたらしい。
(これは解説のひとりのピーター・バラカンが説明した)

う~ん、グラミーはそんなアルバムもちゃんと選んでしまうんですね。えらい!


ベスト・ロック・グループ
Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocal

これも、私の希望通り、U2 の「Vertigo」が受賞しました。
結構、ぼくの希望通りの受賞になっているなぁ。


最優秀楽曲
Song of the Year

ジョン・メイヤー の「Daughters」
これはちょっと予想外でした。


最優秀レコード
Record of the Year

これも、私の希望通り、
レイ・チャールズとノラ・ジョーンズ の「Here We Go Again」

こんなに希望があたっちゃっていいのかなぁ。


そして最後に、

最優秀アルバム
Album Of The Year

レイ・チャールズ の「Genius Loves Company」

これまた希望通り。結構、主要部門でぼくの希望通りの受賞作品・アーティストになっている。

これは素晴しい。

気になる、マルチ・ノミネート(複数部門ノミネートの主要アーティスト)の受賞結果は。

10部門ノミネートのカニエ・ウェストは4部門受賞
8部門ノミネートのアッシャーは3部門受賞。
8部門ノミネートのAlicia Keysは4部門受賞。
6部門ノミネートのグリーン・デイは1部門のみ。
ノミネート数ちょっと不明のU2は3部門受賞。


そして、7部門ノミネート(技術関係の賞をのぞく)のレイ・チャールズは5部門受賞!

これに技術関係の賞3部門を受賞して、トータル8部門制覇でした!

ということで、事前の下馬評で強かった、カニエ・ウェストとアッシャーはマルチ受賞したものの、

レイ・チャールズに敗れたり、というところでしょうか。

受賞式全体を観ていて思ったのは、その年にいい音楽を創ったということだけではなくて、音楽業界にどれだけ貢献してきたか、ひとびとの意識や常識を変えて、いい音楽をいかに世に送り出してきたか、

そんな視点が尊重された賞だと思いました。
そこが、単なる人気投票に近い、アメリカン・ミュージック・アワードと違うところでしょうか。

ぼくは、ある意味、今年のグラミー賞受賞式をみて、ほっとしました。
アメリカの音楽業界には、良識が残っている。アメリカの社会・時代の変革の中で、ある種、リベラルな意識を盛り返そう、

われわれが音楽を創っているんだ、という自負、これまでに音楽に貢献してきたひとたちへの、掛け値なしのリスペクト、賞賛 というものを感じたからです。

それは、特別功労賞
Life Time Achievement

の受賞者の面々をみてもわかります。ジャンルを問わず、多くの人・グループが受賞しています。

さて、グラミー賞のもうひとつの楽しみは、グラミー賞のためだけにおこなわれた数々のライブ・パーフォーマンスです。
WOWOWで放送されたのは、全部で14か15のステージですが、これが、みなとても素晴しいものでした。

この様子は、後日、また日記に書きます。

レイ・チャールズが、あの世で、ご機嫌な顔をして、ピアノを弾きながら歌っている姿が思い浮かびます。

おめでとう、レイ!ありがとう、レイ!
素晴しい音楽をみんなに残してくれました。







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最終更新日  2005年02月18日 02時42分12秒
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