テーマ:楽器について♪(3599)
カテゴリ:音楽その他広く一般
前に日記に書いた、サニーD のウクレレの改造計画、
4月3日のお祭りでは、結局、ウクレレを持ち替えている時間がなかったので使わなかったのですが、また4月の末にライブがある予定なので、 今のうち、ちゃんと改造してもらおうと、御茶ノ水の某楽器店に持って行きました。 そう、あのIWAO さんがコアロハの5弦ウクレレを微調整するために持ち込んだお店。 そこで、8弦のテナー・ウクレレを発見。 普通、8弦ともなると、ウクレレのヘッドが大きくて、全体にサイズも大きくて扱いにくいのですが、 ぼくが生まれてはじめて買ったうくれれ、Keli’i の旧バージョンの8弦ウクレレで、ヘッドは先が細くなっていてデザインはいいし、弾きなれたぼくのソプラノのKeli’iと同じ世代(ロゴマークがまだ小さい)のウクレレなので、 ちょっと気になって、試弾させてもらいました。 ボディの大きさも、そんなにばかでかくなくて、扱いやすい感じでなかなか好感触でした。 でも、まずは、今のサニーDくんをちゃんと改造することだ第一、 次に、ローGでソロ用に、ソプラノサイズでロングネックをカスタムメイドしたいな、とねらっているものがあるのですから、当分は8弦ウクレレは見果てぬ夢か、などと思いながら、そのお店をでました。 それで、なんとなく別の楽器屋さんにいくと、今度はカマカ の8弦テナー・ウクレレが置いてあるではないですか。 カマカもヘッドの先が細くなっていて、デザイン的には好きな形。 ボディはKeli’iより少し大きめですが、バカデカイということもないので、 やっぱり試弾させてもらいました。 ウクレレは普通、(手に持った時に上に来る弦=4弦、一番下が1弦なのですが) チューニングなのですが、4弦―3弦―2弦―1弦を ハイG(ソ)―C(ド)―E(ミ)―A(ラ) とチューニングします。ローGというのは、4弦を1オクターブ低いG(ソ)にチューニングして、少しでも音域を広げるために使われています。 8弦ウクレレというのは、この4弦が、すべて複弦で非常に接近して弦が張ってあります。 カマカの8弦テナーを弾かせてもらったら、 (ハイG:ローG)-(ハイC:ローC)―(E:E)-(A:A) と弦が張ってありました。 8弦ウクレレは、もともとは伴奏用に大きな音で、倍音を美しく聴かせるために出来ているのですが、これが素晴しく綺麗な音で、頭の先からジーンとしびれるような倍音が聴こえます。 コードをストロークすると本当に、デカイ音がします。 でも、ソロもある程度弾けるんですよね。ふつうの4弦ウクレレと違って、弦全体のテンションが強いですから、左手で的確に弦を押さえるのと、右手で、間違って、よこの弦をはじいてしまわないように気をつけないといけないので、 8弦で弾くのにふさわしい曲とふさわしくない曲があると思ったのですが、 ためしに、スティービー・ワンダー の「Lately」を弾いてみると、これがことのほか気持ちよく弾けるんです。複弦ですから、ひとつの音を(単音)をひいても、2つの弦がなるわけで、これがとっても気持ちいいんです。 これは、なかなかいけるな、と思いました。 また、8弦の弦の共振・共鳴は、いかにもハワイアンなサウンドを聴かせてくれるのですが、ロックやポッポスを4弦で普通に弾くより、 ハワイアンのニュアンスがあるロック、ポップスが弾けて、これはなかなかオリジナリティがあっていいかも、と思ってしまいました。 ローGのソロ用に、ピックアップマイクをつけたマホガニー のウクレレをカスタム・メイドしたいのですが、それよりもお安い値段で、Keli’iもカマカも8弦テナー・ウクレレが手に入っちゃうんですよね。 どうしようかなぁ、と思いながら、衝動買いはいけません。 もっとリサーチしてから。 まずは、サニーDくんをちゃんと改造してから、 などと自分を納得させ、かえって来ました。 多分、両方のお店とも、もうあの値段では売っていないか、売れてしまったと思うのですが、楽器との出会いは、恋人との出会いと一緒ですから、 ものすご~くピンと来た時に買えばいいかな、と思って、後ろ髪ひかれながら帰ってきました。 どこのメーカーのモノがいいかわからないし、一通り、各メーカーの8弦テナーを弾いてみてから考えてもいいかな、と思います。 ところで、余談ですが、 IWAOさんが使っているコアロハ の5弦や、ダニエル・ホーというプレイヤーが最近使っている6弦ウクレレは、こうした複弦方式ではなく(複弦方式では、弦が2本ずつ非常に接近して張ってあり、同時に弾くことが多いのですが) 5弦目、6弦目がそれぞれ、等間隔ではなれて張っているようです。 IWAOさんのは、ちゃんと本人とお話をして確認したので、本当です。 ダニエル・ホーの6弦も、同じように、5弦目、6弦目が等間隔で離れていると思うのですが、これはまだ確認できていません。 IWAOさんは、5弦ウクレレは、結構弾くの難しいですよ、と言っていました。複弦方式ではない、5弦ウクレレ、6弦ウクレレは、これからその奏法を含めて発展していくのかもしれないですね。 それにしても、最近のコアロハさんは凄いですね。 4弦=Herb Ohta Jr. 5弦=IWAO 6弦=ダニエル・ホー に持たせて(エンドースメント契約させて) あらたに開発、改良を進めているみたいで、今後楽しみです。 コアロハのウクレレも1本欲しいなあ、などと、ウクレレのブランド収集みたいで、いやですが、 ウクレレをやっている人にはその気持ちがよくわかると思うのですが、楽器は1本、1本がみな違っていて、いいウクレレに出会うと、今まで何本持っていたかは関係なく、新しくまた欲しくなっちゃうんですよね♪ ウクレレ欲しい欲しい病にかからないように気をつけなければ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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