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ラスタ・パスタのレレ日記

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2005年06月22日
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ストーンズやビートルズをカヴァーしたアーティストやCDは多いが、
ジャズで、これだけストーンズをカヴァーした例ははじめてなのでは。

しかも、そのプロジェクトの張本人は、
ストーンズの世界ツアーに参加しているサックス奏者、ティム・リーズ。

Time Riseの『The Rolling Stones Project』

ツアーの合間の空き時間を使って、さまざまなアーティストおよび、
ストーンズのメンバーまで一緒に録音しているのだ!

例えば、1曲目

「(I Can’t Get No) Satisfaction」

では、ジョン・スコフィールド がギターで参加。
今や、ジャム・シーンの重鎮でもあるジョン・スコのうねうねしたクールでカッコいいギター・ソロが聴かれる。

2曲目の

「Honky Tonk Women (organ trio)」

では、オルガンとテナー・サックスに、なんと、ストーンズのチャーリー・ワッツ その本人が、ドラムスをたたいた、オルガン・トリオ・ジャズを展開している!

チェーリー・ワッツは、ストーンズの活動以外に、自分のビッグバンド・ジャズの活動をしているとはいえ、これは驚きだ。

3曲目の

「Slipping Away」

では、ストーンズのキース・リチャーズ と、ロン・ウッド がギター
チェーリー・ワッツがドラムス。、
それに、ここずっとストーンズのツアー・メンバーで定着している、ベースのダリル・ジョーンズ。
バック・ボーカルは、キースとシェリル・クロウ

これは、もう、ミック・ジャガー抜きで、ストーンズがストーンズのジャズ・カヴァーをやっているということに、ほとんど近い!!

5曲目の

「Wild Horses」

では、ビル・フリーゼンがギター、ノラ・ジョーンズ がボーカル。
ノラ・ジョーンズのスモーキーでけだるいボーカルが、また素晴しい。


もちろん、全曲、ティム・ライズがサックスを吹いているのだが、
これは、彼のアルバムでありながら、それを超えたレベルの、
非常に刺激的で質の高いジャズと言っていいと思う。

このほか、チック・コリアのアコースティク・バンドやエレクトリック・バンドで有名になった、ジョン・パティトゥッチ がベースで参加した曲や、

ルーサー・ヴァンドロス のバックでも歌い、ストーンズのバック・ボーカルでも何度も来日しているリサ・フィッシャー参加の曲もある。

そのほか、バーナード・ファーラー(キーボード&バック・ボーカル)など、一流ミュージシャンが参加。

そして、このCDの最大のハイライトは、9曲目の

「Honky Tonk Women」

ティムのサックスからはじまって、リサ・フィッシャー のハミングとボーカルというかセクシーなボイスが響く。

そこに、あの、おなじみのギターのリフが入ってくる。キース・リチャーズだ!!

ベースはダリル・ジョーンズ、ドラムスはチャーリー・ワッツ。

サックスがメロディを吹く。
バック・ボーカル的に

♪It's the honky tonk women
Gimme, gimme, gimme the honky tonk blues.♪



曲名のサブタイトルに

(Keith’s Version)とあるように、まさに「Honky Tonk Women」のキース・リチャードのバージョン。

そのギターのリフがやっぱりカッコいいのだ。

キースのギター・ソロが続く。

ジョン・スコフィールドのように、流麗にうねうねギターは弾けなくても、
キースのギターのリフは、もうそれを一発聴いただけでも、ノックアウトものの凄さがある。

♪It's the honky tonk women
Gimme, gimme, gimme the honky tonk blues.♪

ピアノ・ソロが入る。

♪It's the honky tonk women
Gimme, gimme, gimme the honky tonk blues.♪

ボーカルとサックスが交錯する。


9曲目の「Honky Tonk Women」 と、
1曲目の「(I Can’t Get No) Satisfaction」

は、やはり、このCDの一番の聴き所だ。

そのほか、

「Riby Tuesday」

「Gimme Shelter」

など名曲のジャズ・ヴァージョンが続く。


はたしてこのCD,

ストーンズ・ファンとジャズ・ファンのどちらに支持されるか。

ミック・ジャガー抜きの、ストーンズによるストーンズのカヴァーとしても聴けるし、ストーンズのジャズ・ヴァージョンとしても楽しめる。


ちなみに、録音は、New York, カリフォルニア、ニュージャージー、ミュンヘン(ドイツ)、New York(最初とは違うスタジオ)で行われていて、まさに、ストーンズのツアーの合間にレコーディングされていた様子が分かる。

まずは、一聴をオススメします☆







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最終更新日  2006年01月18日 19時44分26秒
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