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ラスタ・パスタのレレ日記

2005年09月11日
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上海でCNNやBBCを見ていると、連日、ハリケーン・カトリーナの甚大な被害の様子が報道されている。

日本では衆議院総選挙や、日本の台風の被害の報道も大事なので、少し報道されている時間が少ないようだが、

上海では、中国のニュース番組でも連日報道されているみたいだ。
中国は毎年、よく大洪水の被害で、やはり桁違いの被災者が出えるからだ。
湖の多い武漢の洪水で、中国政府が必死で武漢の重化学工場の施設を守るために必死だったこともある。

さて、日本でどのくらい報道されいているか分からないが、

CNNでは、コンベンション・センターに避難して来た人びとの様子を、ある医師が取材にこたえて、悲痛な顔で話していた。

そこには何千人ものひとたちが避難して来たが、食糧も水も無く、施設内はすごい高温になり、医薬品も、ミルクもまったく何も無く、医師として手当てをするすべがまったくなかったそうだ。

そこで、毎日、ひとびとは

「泣き叫び、泣き叫び、そして次々に死んでいった」そうだ。

最初の2日間の被害は甚大で、まるで地獄のようであったらしい。

医師は、

「一生忘れられない。2度と、決してこんなことが起こってはいけない。どんなところであれ、こんなことが2度と起こってはいけない」

と、話していた。

前にも日記に書いたが、ハリケーンによる大災害の可能性は前から指摘されていたそうだが、誰も何の予防処置もしていなかった。

ブッシュ政権は、テロ対策に巨額な費用を投じ、ルイジアナ州兵をイラクに派遣していたため、災害の初動の段階で、州兵などによる救援施策もとれなかった。

自然災害に対する予防処置を活動の柱とする公的機関も、テロ対策組織の中に組み込まれてしまい、なんの働きもしなかった、らしい。

ニューオリンズで、幸い家屋が水没で半壊せずに生き残ったひとたちが、家屋の崩壊の危険があるので、避難退去を勧告しても、

「ここは俺の家だ。誰にも渡さない。誰にも入ってこさせない。家は大丈夫だ。水なんか入ってこなかった(実際には1階部分が浸水していた)」

といって、がんとして動こうとしない、年配の男性の何名かをBBCでは報じていた。

今、ここで避難退去したら2度と自分の家に帰れなくなるかもしれないことを知っているのか、

それともかたくなに、十分な情報も与えられず頑固に自分で家を守ろうとしているのか。

みていて辛くなった。

また、CFタイムに入る前に、行方不明になった子供、幼児の写真と特徴などが何人も何人も紹介される。心当たりのあるひとは連絡を、というメッセージだが、

あんな小さな子供たちがハリケーンの被害にあったかと思うと、本当に心が痛くなる。涙が出てきそうだ。

逆に、親を亡くしてしまい、避難所に保護されている小さな子供たちが、彼らのつたない言葉で、ながされていった人たちや、いなくなってしまった親について話すのは、もうつらくて見ていられなかった。


州政府、むしろ連邦政府:ブッシュ政権に対する批判の声は高まるばかりだ。
後手後手にまわった対応。

そもそもよその国で戦争していて、自国で国民が自然災害にあって大変な思いをしているののを助けられなかったこと、など、被災者からのみならず、社会や政治家からもそのような批判が出始めているようだ。

ブッシュ政権の根本体質が問われているのだと思う。

そしてやっぱりミュージシャンたちは立ち上がった。

今年の2月にグラミー賞を受賞したHip Hop/ラッパー/プロデユーサーのカニ・ウェストがブッシュ政権を厳しく批判した。

「貧困層や、裕福でないひとびとを助けるのに、わざと時間をかけている」と、弱者切捨ての政策と、対応の遅さを批判した。

9.11以来、アメリカ政権の暴走に対して、公的な発言をするのをアメリカのミュージシャンたちは、差し控えていた。何か、モノを自由に言えない空気がアメリカ社会にたちこめていた。

しかし、ここにきてついにブッシュ批判が炸裂した。

今までのアメリカ社会の雰囲気のなかでの、このような露骨な政権批判は、物議をかもし、ミュージシャンにとって不利益な結果になることが多かったが、今回は違った。

カニエ・ウェストの新らしいアルバムが、いきなりビルボードのヒットチャートで初登場1位となった。

イギリスのミュージシャンも立ち上がった。

「ハリケーン・カトリーナの被災者支援」のため、NYのマジソン・スクエア・ガーデンで、エルトン・ジョン、ロッドスチュアートらのイギリスのミュージシャンたちがチェリティー・コンサートを開催するらしい。
その他、アメリカのミュージシャン、ベッド・ミドラー、レニー・クラヴィッツらも参加の予定とのこと。

またそれとは別に、9.11の直後にアメリカの放送局が、「America: A Tribute Heroes」というチェリティー番組を、ABC,CBSなどの4大ネットワーク・テレビが放映したが、

今回も、おなじようにネットワークの枠を超えてチャリティー番組が放送されたらしい(アメリカ9日夜)

ポール・サイモン、U2、マライア・キャリーらが出演したらしい。
日本でも、すでにWOWOWで10日に放送されたらしいが、残念ながら上海なので、見られなかった。

同じ放送が(編集されているかもしれないが)NHK衛星放送で14日に放送されるそうなので、その時は帰国しているので、しっかりチェックしたい。

マイケル・ジャクソンは近くチェリティーソングを発売するらしい。

ハリウッドの映画スターたちも、現地へおもむいてさまざまな活動をしているらしい。

大型ハリケーンの甚大な被害は、水がひいて倒壊した家などをチェックしていけば、今後、もっと多くの遺体が発見され、死者の数がどこまでふえていくのか予想も付かない。

無事生き残った人たちも、その避難生活の不自由さからいつ解放されるのか、これも先行きが見えていない。

そして、ニューオリンズの街が復興し、ふたたび活気ある文化都市として立ち直っていくには、いったいどれだけの時間がかかることだろうか。

本当に、心が痛むとともに、怒りさえおぼえるこの自然の大災害プラス人的大災害。

被災者達のこころを癒し、勇気づけるのにぼくたちは何が出来るのだろうか。
音楽には、どんな力があるだろうか。

避難所として、港に停泊している大型客船の部屋を被災者に開放しているそうだが、

「水のにおいをかぎたくない」「水の近くに行きたくない」という理由で、ほとんどそこへ避難するひとたちがいないそうだ。

こころにおった傷がいえるには、何年も何年もかかるのだと思う。そのことを決して忘れてはいけないと思う。






最終更新日  2005年09月12日 21時36分59秒
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