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ラスタ・パスタのレレ日記

2005年09月12日
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カール・オランドソン 、2枚目のCD「I Like The Way You Shake That Thing」は、ジャズをベースにしながら、もっと幅広い音楽ファンに受け入れられそうな、素敵なアルバムだ。

写真を見ると、かなりイケメン でもありそうだが、彼のささやくようなトランペットと、甘く耽美なボーカル に、ついつい男のぼくでも聴き惚れてしまう。

アルバムの
1曲目「From This Moment」
2曲目の「I Like The Way You Shake That Things」

は、まさにジャズそのものの演奏で、エレピ、ウッド・ベース、ドラムスをバックにトランペットをばりばり吹く。

ところが、


3曲目の「It’s Only Time」

では、甘くせつない声で、100年後も変わらぬ愛を歌う「ラブソング」
トランペットの音色も甘くささやくようなソロを吹く。

バックのドラムスのブラシの音は確かにジャズなのだが、ジャズの範疇にはおさまらない。

♪Marry me, Marry me. I’m in your hands. Why I will stop my love 100 years from now♪

100年後も変わらぬ愛をこんなふうに歌われたら、もう痺れるしかない。


4曲目の「If He Walked Into My Life」

では、女性ボーカルとのデュエットで、
コンガのゆったりしたリズムにのって、まず女性ボーカルとトランペットが併走して歌う。そして、今度は、カール・オランドソンが歌い、二人のデュエットになる。

このゆったりしたリズムは、まるで椰子の実が、ゆっくりと波のはざ間をゆれるように、南国の夏の夜を感じさせてくれる。

フェイクなラテン系音楽をつくっていた、キッド・クレオール&ザ・ココナッツ の、スローバラードおも思い起させてくれる。

コンガのリズムにのって、甘いトランペットの音色が優しく響く。

恋人や好きな人、大切なひとと、二人で寝転びながら聴きたい曲だ。
または、そうやってふたりで寝転びながら聴いているのを想像しながら聴きたい曲だ。



5曲目の「Yes Indeed」 では、

ソフトなトランペットのメロディが美しい。バックは4ビートのジャズ。決して激しくないが、軟弱なスムース・ジャズとも全く違う。


6曲目の「My Rubber Soul」 は、

ちょっと、こういう連想をするひとがいるかどうかわからないが、イギリスのカンタベリー系のプログレッシブ・ロック

ハットフィールド&ザ・ノース
キャラヴァン


思い起させてくれる。

カール・オランドソンのボーカルが、キャラヴァンを一時支えたベーシスト、リチャード・シンクレア の声質に似ているのかもしれない。


だが、それだけではなく耽美な音楽世界、美意識に何か共通点があるのかもしれない。本来は、まったく違うタイプの音楽なのだが。

カンタベリー系のプログレッシッブ・ロックにも、ジャズ的な要素があったので、ますます連想するのかもしれない。

ささやくトランペットと耽美なボーカル。カール・オランドソンの魅力いっぱいな曲だ。


続く7曲目の「Alice And Me」

では、今度は、AOR/フュージョン・シーン で活躍したマイケル・フランクス を連想してしまう。

エレピの音、3拍目にアクセントのあるドラムス。スロー&ミディアムなバラード。

トランペットのソロ。発音する口からもれる音。今度は確かにAORの音世界だ。


8曲目の「Prudence」

さきほどの

プログレのリチャード・シンクレア
AORのマイケル・フランクス

両方を連想してしまうような音世界。

全く出自の違う2つの音楽世界を連想するのはなぜだろう。

それは、やっぱり音楽をささえている美学、美意識 がそうさせているような気がする。

プログレの世界では、さらにコアな、ロバート・ワイアット の音楽さえ喚起させる、女性ボーカルとのユニゾン。

甘すぎず歌うようなトランペットのメロディ。

ドラムスのブラシの音が、やっぱり根っこにはジャズがあるんだなと、わずかに感じさせてくれる、ジャズにはおさまりきらない美意識の世界。


9曲目の「At The Movies」 では、

この音世界の延長だが、もう少しポップな感じ。良質なポップ・ミュージックを聴かせてくれる。エレピとからむトランペットのソロもせつなく美しい。


10曲目。最後の曲は「Body And Soul」

といっても、あの有名なスタンダード曲のカヴァーではない。
今度は、ボーカルなし。トランペトのソロ。

このトランペットのソロが妙に艶めかしい。

CD全体を通して、ボーカルもトランペットもSexyなのだ。

やはりトランペットを吹き、歌ったチェット・ベイカー
チェット・ベイカーとは、音楽性をやや異にするが、歌って吹くトランペッター。大物の予感。

これからが楽しみなカール・オランドソン。

これから、じわじわと人気が出てくるのではないだろうか。
もし、カール・オランドソンがこれから商業的な成功に恵まれなかったとしたら、

本作は、間違えなく「隠れた名盤」になるはずだ


カール・オランドソン、「I Like The Way You Shake That Thing」

ジャズ・ファンも、いやむしろ、ジャズなんか敬遠していたひとにこそぜひ聴いて欲しい1枚

オススメです。

追記
今日は、Rさんのリクエストにおこたえして、おすすめジャズCDを紹介しました。







最終更新日  2006年05月28日 21時57分03秒
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