テーマ:Jazz(1958)
カテゴリ:音楽:CD
さて、もともとウクレレ弾きのパスタとしては、トリノ五輪、フィギュアのエキシビジョンで、意外な選手がいいセンスの音楽を使っていたので、2つほど紹介したい。今日は1つ目。 男子フィギュアの銅メダリスト、ジェフリー・バトルが使っていた曲は、 マイケル・ブーブレ(Michael Buble)の 『Feeling Good』という曲。なぜ、ジェフリー・バトルがこの曲を使ったのかなと思ったが、理由は意外と簡単。 【JAZZ】マイケル・ブーブレMichael Buble / It's Time (CD) (Aポイント付) ジェフリー・バトルはカナダの選手で、マイケル・ブーブレ(Michael Buble)もヴァンクーヴァー出身のカナダ人。 しかも、この『Feeling Good』という曲が入っているアルバム『It’s Time』というCDは、やっぱりカナダ出身のデビッド・フォスターのプロデュース。 デビッド・フォスターは、AORの金字塔『AIRPLAYバムをギタリストかつプロデュースもこなす、ジェイ・グレイドンと一緒に生み出し、 その後のAORミュージック、フュージョンおよび80年代音楽に決定的な影響を与えた人。 ロマンティック 【エアプレイ:ロマンティックは邦題】 ボズ・スキャッグス、シカゴ、ホイットニー・ヒューストン、セリーン・ディオン(やっぱりカナダ人)などのスーパーヒット曲を作り出した大物プロデューサー。 そのディビッド・フォスターが、AORとしてではなく、ジャズ・シンガーとして今、バックアップしているのがマイケル・ブーブレ(Michael Buble)なのだ。 『It’s Time』は、一曲目の『Feeling Good』の他に、 ガーシュインの『Foggy Day In Lonon Town』 ビートルズの『Can’t Buy Me Love』 『Save the Last Dance for Me』 レオン・ラッセルの『A Song For You』 コール・ポーターの『I’ve Got You Under My Skin』 スティービー・ワンダーの『You and I』 スタンダード曲の『Mack the Knife』 多彩な曲をとりあげているが、マイケル・ブーブレは、オリジナルの歌い方にとらわれることなく、見事に自分流のジャズとして歌いこなしている。 トランペットやホーン・セクションの炸裂音をバックに、 『Feeling Good』を歌い、 時に、ビッグバンド風に、時にフランク・シナトラ風に、 またボサノヴァ風に歌いこなしている。 60-80年代の曲を、まるで、古きよきアメリカの40年代のエンターテイメント・ジャズ風に歌いこなす心地よさ。 レオン・ラッセルの『A Song For You』の歌いこなし方は、 レオンのオリジナル、稀代の歌姫だったカレン・カーペンターの歌い方とも違う、個性的なアレンジと歌いこなし方で、 マイケル・ブーブレ(Michael Buble)が、いかに歌のうまい人か、 デビッド・フォスターが、その彼の「歌」を大切にしてプロデュースしたかがよくわかる。 40年代のジャス風といっても、そこは、デビッド・フォスター、 随所に、David T. Walkerのようなギターが背景でさりげなく鳴っている。 また、『A Song For You』では途中で途中でトランペット・ソロが入る、 バックのリズムの盛り上げ方、ストリングスの入り方など すべての曲に、ディビッド・フォスターのマジックが入っている。 デヴィッド・フォスターが、AORでも、Popsでもフュージョンでもなく、Jazzをプロデュースするのも、珍しいことかもしれないが、 それだけ、マイケル・ブーブレ(Michael Buble)の実力を買っているかということかもしれない。 カナダの選手、ジェフリー・バトルが、マイケル・ブーブレ(Michael Buble)の曲を使ったのも、自国のアーティストへの誇りからかもしれない。 音楽ファンならもちろん、スケート・ファンも興味があるかたはぜひ聴いてみてください。 オススメ盤です。 関連日記 男子銀は「You're Beautiful」の曲♪ 荒川静香のイナバウアーが意味するもの♪ 荒川静香 無欲の金 ! 女子フィギュア 荒川静香 会心のSP!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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バレエ音楽、映画音楽・・・ そんなのが今までの定番でした、この世界は。。。
でも、最近はどんどん新しい曲が取り入れられて・・・ ステキだなぁと思います。 私は、「ペルシャの市場」の曲を使ったプログラムを組んでいただいたことがあったのですが・・・ それが一番自分的に気に入ってました。 ・・・ 気に入った曲で滑るのって、快感です!!! (2006年02月28日 02時05分49秒)
カラリオちゃん、こんいちわ。
>バレエ音楽、映画音楽・・・ そんなのが今までの定番でした、この世界は。。。 そういわれればそうでしたね。 >でも、最近はどんどん新しい曲が取り入れられて・・・ ステキだなぁと思います。 そうですね、デビッド。フォスター、プロデュースのジャズが聴かれるなんて思ってもみませんでした。 >私は、「ペルシャの市場」の曲を使ったプログラムを組んでいただいたことがあったのですが・・・ それが一番自分的に気に入ってました。 そうだったんですか。カラリオちゃんも銀盤の女王(王女?)だったんですもんね♪ >・・・ 気に入った曲で滑るのって、快感です!!! そうでしょうね。ぼくにはフィギュア・スケートなんて全然滑れませんけれど(スケートは多少、ほんんお多少なら滑りますけれども) 自分のお気に入りの曲で滑るのは、きっとすごい快感でしょうね☆ うらやましいな~あ。カラリオちゃん。 (2006年02月28日 02時34分40秒)
5656taro3さん、こんにちわ。
>Michael Buble、ちゃんと聞いてみたくなりました! ぜひ聴いてみて下さいネ♪ >またおじゃましにきますね! うあい、気軽に遊びに来てくださいね☆ (2006年02月28日 15時31分26秒)
詳しく書いてあってすばらしいですね!
荒川選手のフィギアは何度見ても綺麗でした☆ 次はみきてぃーの4回転成功と、浅田まおちゃん登場が楽しみです♪ (2006年03月01日 23時36分16秒)
ジェフェリー・バトルも贔屓のスケーターです。
先日のエキシビションも良かったのですが、彼の前の(多分グランプリファイナルのエキシビで使ってた)アヴェ・マリアの方がもっと良かったんですよ。エキシビではヴォーカル入りの曲を使えるので、又各選手の持ち味が発揮されて楽しいですね。 (2006年03月02日 11時21分46秒)
みっきー+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ:.゜さん、こんにちわ。
>詳しく書いてあってすばらしいですね! ありがとうございます。 >荒川選手のフィギアは何度見ても綺麗でした☆ >次はみきてぃーの4回転成功と、浅田まおちゃん登場が楽しみです♪ そうですね、荒川選手のあとに続く若い選手が、こんごどのような演技をしてくれるか、とても楽しみですよね☆ (2006年03月04日 22時14分10秒)
i-chicchiさん、こんにちわ。
>ジェフェリー・バトルも贔屓のスケーターです。 彼のことをよく知らなかったので、エキシビジョンでみて驚きました。 >先日のエキシビションも良かったのですが、彼の前の(多分グランプリファイナルのエキシビで使ってた)アヴェ・マリアの方がもっと良かったんですよ。 そうなんですか。それは観てみたかったです。アヴェ・マリアは誰のバージョンだったんですか? >エキシビではヴォーカル入りの曲を使えるので、又各選手の持ち味が発揮されて楽しいですね。 そうですね、競技試合よりも気持ちだとか、表現したいことがより伝わってきますよね☆ (2006年03月04日 22時16分31秒)
パスタおやまさん
>そうなんですか。それは観てみたかったです。アヴェ・マリアは誰のバージョンだったんですか? 調べてみましたら、the East Village Opera Companyというグループだそうです。男性(多分イタリア人じゃないかと思うのですが)グループですが、とてもきれいな声のヴォーカルでした。 (2006年03月06日 17時15分40秒)
i-chicchiさん、こんにちわ。
>>そうなんですか。それは観てみたかったです。アヴェ・マリアは誰のバージョンだったんですか? >調べてみましたら、the East Village Opera Companyというグループだそうです。男性(多分イタリア人じゃないかと思うのですが)グループですが、とてもきれいな声のヴォーカルでした。 そうですか。わざわざ調べていただきありがとうございます。今度、チェックしてみますね☆ (2006年03月06日 18時14分09秒) |
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