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ラスタ・パスタのレレ日記

2007年01月03日
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カテゴリ:音楽:CD
史上最強のコンボ、僕は今でもウェザーリポートのことをそう思っている。
今まであまりお話してこなかった、僕が一番好きな音楽の数々をこれから、少しづつ紹介しようと思う。最初は、さまざまな音楽に大きな影響を与えた「ウェザーリポート」だ。

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もともとロック少年だったぼくは、YES、キングクリムゾン、ピンクフロイドなどいわゆるプログレッシブ・ロックが最高の音楽だと思っていた。

プログレが全盛期を過ぎ、少し寂しい思いをしていたときに、ジャスサイドからロックの要素やエレクトリック・サウンドをを取り入れた音楽が聴こえてきた。。

ジョン・マクラフリン(g)のマハビシュヌ・オーケストラ
チック・コリア(p, key)のリターン・トゥ・フォーエバー
そしてジョーザビヌル(elp, key)とウェイン・ショーター(ss,as,ts)のウェザーリポート

そこには共通点があった。

ジョン・マクラフリン
チック・コリア
ジョーザビヌルとウェイン・ショーター

それに、ヘッドハンターズで独自のファンク・サウンドを確立していたハービー・ハンコック(key)

を含めて、全員がマイスル・デイヴィスの門下生、「ビッチェス・ブリュー」の頃の音楽から派生、独自にそれぞれの音楽性を開花し始めていたジャズ・メンたちだった。

プログレッシブ・ロックのメッセージ性、演奏力の高さ、音楽の構造美などが好きだったぼくは、だからロックサイドからウェザーリポートに出会った。

それも時代を少しさかのぼる形で。

最初に聴いたウェザーリポートのアルバムは「Black Market」(1976年)
その頃、ウェザーといえばすでに「Heavy Weather」(1977年)も出ており、冒頭曲の「Birdland」が大ヒットしていたのだから、まず

「Heavy Weather」を買えばよかったのかもしれない。

しかし、レコード屋さんでさんざん迷って買ったのは「Black Market」だった。
ウェザーリポートの歴史を振り返ると、その後のサウンドの転換点になったのは「Black Market」であったことがわかるので、僕の買い物

はある意味正解だったのかもしれない。

しかし、「Black Market」を聴いた僕の最初の印象は、音と音のあいだに空間がありすぎるとうものだだった。

ロックのディストーションやオーバードライブしたギターの音に慣れていた僕には、なにかちょっと区間が埋っていない、という印象だったのだ。
そもそも、ELPをのぞけば、ギターのいないユニットというのはロック・バンドにあんまり存在していなかった。

それがユニットとして存立することの驚きと、
ジャズにしてはかなりエレクトロニクスを全面的に取り入れているということ、
さらに、ロックでシンセを使う場合、オーケストレーションを豊かにするために使うことが多いいがジョー・ザビヌルのシンセの使い方は、なにか人が話しているような、鳥がさえずっているような、そんな音を表現するために使っていることに驚いた。

というような、なんとも幼稚な反応だった。

しかし、ほかのアルバムも買いよく聴くにつれて、ぼくの印象は変わって行った。

そのころ、日本でも渡辺貞夫(ss, as)、渡辺香津美(g)、カシオペア、スクウェアなどのちにJ-フュージョンといわれる音楽がいっせいに立ち上がっていく頃だった。

リーリトナーやアル・ディメオラ、ラリーカールトンが、
ロックの3大ギタリストに変わって、友達たちが話題にし始めた頃だ。

いままで聴いて来たプログレを中心としたロック、
それから日本や海外のフュージョンと呼ばれだした音楽、
それにラジオなどで聴くアース・ウィンド&ファイアなどのブラック・ミュージック

そうしたものの中で、どれともちがっており、演奏力、インプロビゼーション、想像力をかきたてる音楽世界、グルーブ、混沌とした音の塊がいつしか美しい音に変わっていくダイナミズム、

何をとってもウェザーリポートは別格、フュージョンという枠におさまりきらない、とてつもない音楽ユニットであることがわかってきた。

それは、来日公演を見に行った時に決定的になった。
よく、ロックの世界では、レコーディングではうまく演奏できても、ライブでは再現できない、すなわち多重録音などの技術を使って再現できない音楽を作ることはまあ、あたりまえだった。
その中では、比較的プログレのバンドはステージでもレコードと同じように演奏できるということはあったが、

ウェザーリポートのライブは、レコードの演奏を上回る、ライブでした体験できない熱気や、グルーグ、興奮をもたらしてくれたのだ。

ウェザーリポートは、そのほかにも多くのものへぼくの関心をむけてくれた。

ひとつは、インプロビゼーション。これは、ロックのギター・ソロとは比較にならないほど、その場の雰囲気で毎回変わる即興性、アドリブというものの魅力を教えてくれた。

もちろんジャズ・ファンにとっては当たり前のことだったかもしれないが、今、当時よりもさらに幅広い音楽を聴くようになった僕にとっても、ソロ奏者のアドリブというような即興性ではなく、バンドユニット全体がうねるような音の塊を作り出し、そのうねりそのものが即興性によって生み出されていく、そんなものは今もって聴いたことがない。

いわば、例えばなくなったジェームズ・ブラウンのJBサウンドが生み出す、強靭なリズムの反復により生み出されるグルーブと、ジャズの即興性があわさって生まれてきたようなサウンド。それがウェザーリポートの音楽だった。

もうひとつは、ジョーザヴィヌルが、ウェザーリポートのツアーで出会った世界各地のいろいろなひとびとや音楽を吸収・取り入れた、ラテンのリズムやアフリカ各地のリズムが生み出す強力なポリリズム。

90年代あたまにかけて、世界中にひろがるいわゆる「ワールドミュージック」への関心。そういうものをウェザーリポートは先取りする形で、ぼくに教えていてくれた。

そして、オーストリアからアメリカへの移民であるジョーザヴヌルの、おそらくは音楽による「ユートピア思想」とでも言えるような世界観、理想的な世界のひとびとの交流と営み、そんなものを感じ、もともとプログレの「ユートピア理念」が好きだったぼくには、心の中で最高のバンドとして位置づけられるようになった。

この「理想郷」のすがたは、観念的なものでも宇宙的なものでもなく、例えば、歴史上のカルタゴにたいに、あらゆる肌の色をした人種、民族が集まってくる市場、ローマ人もアラブ人もアフリカ系のひとも、それぞれの特産物や商品をもって集まってくる青空マーケットのような存在、ぼくはそんな風に感じ、この「理想郷」は今の時代にこそ必要な考え方なのではないかとますます夢中になった。


ウェザーリポートは、どちらかというとロジカル・構築型のジョー・ザヴィヌルと、感覚的にザヴィヌルの意図する音世界を感じ取って、一瞬のうちにさらにひろく宇宙にまで音世界を広げてくれる天才肌のウェインショーターの双頭バンドとして長らく存在したのだが、

1971年に生まれたこのユニットは最初は、ミロスラフ・ヴィトウスというアコースティック・ベース奏者とのトライアングルを形作るユニットだったようだ。その頃のサウンドもまた素晴らしい演奏だが、まだどちらかというと、マイルズ・バンドでの実験をさらに発展させようとするところがあり、その後のウェザーリポートの方向性を指し示していない。

ウェザーリポートがその方向性を示唆したのは、1973年の「Sweetnighter」というアルバムで、ミロスラフ・ヴィトウスに加えて、エレクトリック・ベース奏者を招きいれた「125th Street Congress(125丁目の出来事)」という曲からだと思う。

そして、アルバム全体がその方向に向けて動き出したのが、先の「Black Market」だ。

即興性とウェインショータや時にジョーザヴヌルが奏でる美しいメロディをささえるために、非常に演奏力のあるリズム・セクションを必要としていた。

(その2に続く)







最終更新日  2007年09月23日 06時48分01秒
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