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ラスタ・パスタのレレ日記

2007年01月04日
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カテゴリ:音楽:CD
ウェザー・リポートでジャコ・パストリアス(b)と完璧なリズム隊を組んでいたピーター・アースキン。

実は、ぼくは彼にお酒をおごってもらって飲んだことがある。

NYというのは、驚くほどミュージシャンとお客の距離が近い。
ジャズ・クラブでの空間的な距離もそうだが心理的な距離も近い。

ピーター・アースキンはウェザーリポートに加入する前、実はビッグバンド・ジャズのドラムスを叩いていたのだが、ウェザー・リポートの加入から脱退後は多彩な活動をしている。

81年のピーター
【1981年ウェザーリポートで来日したピーターアースキン】

最近のピーター
【最近のピーター】


マイク・マイニエリ(vib)がリーダーのステップス・アヘッドでの活躍のほか、
ジャコ・パストリアスのビッグバンドへの参加。

ウェザーリポートの最後のアルバム「This is This」への再加入。
ウェザーリポート解散後のウェザーアップデイトでのドラムス。
ボブ・ジェイムスのアルバム、ボブ・ミンツァーのコンボへの参加など精力的だった。マイケル・ブレッカー(ts)、マイクスターン(g)、小曽根まこと(p)やジョニー・ミッチャル(vo)のCDにも参加している

ちょうどそんな時、彼がたしか
ジョン・アバンクロンビー(g)
マーク・ジョンソン(b)

とのトリオでNYの、今はなき「ファット・チューズデイ」というジャズ・クラブに出演して、演奏が終わったあと、ぼくはピーター・アースキンに声をかけた。

すると、彼は気さくに「ちょっとバーカウンターで待っててくれ。ちょっとトイレに行ってくるから。戻ってきたら酒をおごるよ」

日本でも、ハワイ音楽の世界ではこうしたファンとミュージシャンの親密な関係はありえるかもしれない。

しかし、あの天下のウェザーリポートにいたピーター・アースキンが「酒をおごってあげるからちょっと待ってて」だなんて。

歓喜したぼくは、その後、彼と音楽や彼の家族の話をした。

その時、ぼくは

「日本では、ドラムスでは、あなたとオマー・ハキムとスティーブ・ガッド、
ベースではジャコとヴィクター・ベイリーが人気があるんですよ」と言った。

ピーターは「ありがとうい」と言った後、

「ジャコはもちろん、ヴィクター・ベオリーがどんなに優れたベーシストであるかを語った。それから、オマーハキムのドラムスのプレイも凄いね、」という話をした。

しかし、スティーブ・ガッドについて、彼は一言も話さなかった。
お世辞でも、彼は凄いよね、とは言わなかったのだ。

この時、ぼくはうすうす感じていた。

スティーブ・ガッドはあらゆるタイプの音楽をこなし、日本ではドラムスの神様といわれるほどのひとだが、残念ながら彼のキャリアのメインは、セッション・マンなのだ。

呼ばれるままにスタジオに行き、簡単な説明を受けると、はい、といって素晴らしいドラムスを叩いて、それでは、と帰っていくという。

自分が叩いたドラムスが後でどう加工されるか、編集されるかほとんど知らずに。

もちろん、「スタッフ」や「ガッド・ギャング」など、スタジオ・ミュージシャンが集まって自己主張したアルバムもあるし、スタッフはフュージョン・ブームの牽引車でもあった。
でも、ぼくは、なんとなく、ピーター・アースキンに限らず、ジャズ界の中にあって、パーマネントなグループや自分のソロを沢山出す仕事をメインにやっている人と、場合によっては誰か分からない日本のタレントのバックであっても、スタジオ録音をしているセッション・マンとの間に、大きな意識の差、というか格の違いの意識みたいなものがあるんじゃないかナァ、と感じたのだ。

もちろん、ピーターはといぇも気さくで人柄もいいし、
僕自身、スティーブ・ガッドはやはり素晴らしいドラマーだとは思うけれども、

ジャズ・ファン、音楽ファンには、うかがいしれない格の違いがどうも存在するのかな、と思った。

ピーターの人柄がいいことは疑うべくもなかった。だいたい、「ちょっとトイレに行って来るから待っててね」なんて気安くファンに言ってお酒をおごってくれるなんて、人柄がよくなければ出来るものではない。

また、彼は自分の家族について話をしてくれて、どうもその話では奥さんは日本人だという。また娘が生まれて可愛いんだよ、なんていうことを話していた。

ぼくの思い違いかなとも思って調べてみると、奥さんは「ムツコ」という日本人。Mutsyと呼んでいるようだ。

娘さんはMayaさん。今では、彼女も大きくなってピーターの音楽的インスピレーションに新しい情報を持って刺激してくれるようだ。

最近のピーターの活動は、今年の1月に、

マイク・マイニエリとステップス・アヘッド 20周年記念のライブをやるようだし、

2月には、パリ(フランス)、コペンハーゲン(デンマーク)、ミラノ他(イタリア)などで、

ジョン・スコフィールド(g)、ビル・フリーゼン、マーク・ジョンソン(b)とのユアーに出るようだ。今でも第一線で活躍しているのが嬉しい。

さて、そのピーター・アースキンがジャコと最高のリズムセクションを築いていた時のアルバム、


Night Passage
ナイト・パッセージ
「Night Passage」(1980年)と

デビュー時と同じバンド名をタイトルにした

’81 Weather Report
ウェザー・リポート/’81
ウェザー・リポート’81
’81 / ウェザー・リポート
「Weather Report」(1981年)

4ビートも取りれた「Night Passage」はウェザーリポートの最高傑作といわれている一方、

「Weather Report」では、ジャコの存在感が薄くなり、ウェインショータの存在感が再浮上するなか、ファンとしてはその究極の完成度へついていけなくなったひとも多い、ときくが僕は、このアルバムもインプロヴィゼイションやインタープレイが迫力の大傑作の一枚であると思う。

オススメである。






最終更新日  2007年09月23日 06時49分05秒
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