カテゴリ:音楽その他広く一般
ウクレレ・プレイヤー、ジェイク・シマブクロがホノルル・マラシンに初参加したというので、朝からテレビ放送を楽しみに待ちわびて、見てみました。
思ったよりもジェイクの出演シーンが多かったですよ。 番組は、桜井幸子が一眼レフカメラを持って、フルマラソンの中継や、参加者に話しを聞くというもの。彼女自身は、マラソン以外にも野生のイルカをみにボートで出かけ、シーカヤックに乗り換えて本当に真近にイルカのそばまでいって、幸せそうでした。 さて、ジェイクは、ホノルル・マラソンの前夜祭でウクレレ演奏したそうで、その時の映像も少し映っていました。 ジェイクがなぜ、ホノルル・マラソンに参加したか。 ジェイクはツアーで日本やアメリカ本土に行っていて、1年に3ヶ月しかハワイにいないんですって。 そんなに忙しかったんですね。 それで、ハワイの大切な友達や家族との絆を深めるため、故郷のハワイを愛するためにぜひホノルル・マラソンを走ってみたかったそうです。 桜井幸子が、途中でボランティアの少年たちに混じって、ランナーにお水を渡していたところに、ジェイクが走ってきました。 「わお~」といって、元気です。完走したら、ディナー一緒にしようね、と桜井幸子と約束。 また走っていきました。 実は、桜井幸子、マラソン前にスタジオにジェイクをたずねていたんですね。 ジェイクのカマカのカスタムメイドのウクレレを結構フォーカスして写していて、ジェイクが、日本では昨年公開された映画『フラガール』の音楽監督をやったことなんかを紹介していました。 バックには、でも映画では使われなかった日本語版の「フラガール」がかかっていました。 ホノルル・マラソンって、コースをちゃんとみたことなかったんですが、朝の5時に アラモアナを出発して →ワイキキ →ダイヤモンドヘッド →カラニオア・ハイウェイ(でしたっけ)を一直線 →ハワイカイで折り返し地点 →再びカラニオア・ハイウェイ →カハラ →ダイヤモンドヘッド →カピニオラパークでゴール と、けっこう思ったよりもたくさん走るんですね。 トップ・ランナーたちは、2時間2-30分でゴールしてしまいますので、まだあたりが暗いうちにゴールしてしまいますが、普通の参加者は、途中から日が昇って急激に温度が上がり、太陽が直接あたるので、かなりきついようです。 レースの途中で、日の出が見られるマラソンも世界で珍しいそうです。 ホノルル・マラソンは「過酷で優しい」マラソンと言われているそうですが、過酷というのは、この気温と太陽に原因があるようです。 ジェイクは、スタジオで桜井幸子に会ったときは、フルマラソンに参加するのが「こわい」と日本語で言っていましたが、どうしてどして結構余力をあましてゴール。 ハワイのPositive Powerを感じたよ。 You should do it once in a life. 「一生に一度は参加してみるべきだよ」と言っていました。 ゴールしてからも、「ファワォ~」って言ってました。疲れているだろうけれども元気です。 ハワイにプチ滞在中のKさんが教えてくれましたが、そのあと、ジェイクは1時間のライブをちゃんとやったそうですよ。 凄い元気。 ジェイク以外では、 俳優・タレントの永井大(まさる)28歳が、お父さんの雅夫さん55歳と一緒に肩を組んでゴールしたい、という夢を持って走っていました。というのは、16年前、長野の親子マラソンで、当時12歳の永井大とお父さんが一緒に走り、くじけそうになる大くんを、「決してあきらめるな」といって最後まで一緒に走り、手をつないでゴールした記憶があったからです。 大きく成長した自分をみせたくて、親子の絆をより深くしたくて、もう一度一緒にゴールしたい。そんな夢をいだきながら走っていました。 永井大のお父さんは普通の会社員ですが、空手の指導をしており、体力つくりを普段からやっているひとでした。最初は、お父さんが、空手で痛めたひざの古傷が痛み出し、遅れそうになるのですが、じっと我慢で走り続けます。 今度は、息子の大くんおほうが遅れだします。仕事の合間の練習で1ヶ月しか調整していなかったということで、とうとう途中で歩き出してしまいます。お父さんはすでに1km先に行ってしまいました。 スタッフがお父さんに「息子さんがだいぶ遅れてしまいましたね」と声をかけると、 「大丈夫、ゴールで待っているから」とのこと。 1km後ろの息子大にスタッフがこれを伝えると、心ひそかに父親と一緒にゴールしたいと思っていたのに、その夢がはたせないかもしれない、とまた走り出します。 一方、TBSアナウンサーの久保田智子さんは、昨年に続く参加。 昨年は、目標の時間をきってゴールしたのに悔し涙を流してしまいました。 「最後の10kmぐらい、歩いてしまった。歩いたというのは自分にとって負けたみたいだ」と涙の意味を語っていました。 今年は、仕事の合間に4ヶ月練習を積んでの参加。今度こそ、途中でとまらないで走り続けよう。 しかし、予想外のことが起きてしまいました。 ホノルル・マラソン、例年の島を吹き抜ける風が吹かず気温はぐんぐん上昇。 水補給が十分でなかったのか、彼女の足が痙攣し始めてしまいました。 ついに痛さに耐えられず、救急コーナーで氷で膝を冷やします。 また、走り出したのもつかの間、最後のくだりで、今度は腿の後ろ側に負荷がかかって、またもやストップか。 ところが、後ろから来た日本人ランナーが、「あと10kmきったよ、さあ行こう!」 アメリカ人のランナーが「Keep doing, カモン!」 と、励ましてくれるのです。 久保田アナ、最後は前回のタイムを短縮してゴール。 沿道の応援、ボランティアの笑顔、一緒に走るランナーたちに励まされてのゴール。 (大変だったけど)「ホノルル・マラソン大好き~!」の一言。よくがんばりました。 父親の背中を見て育った永井大、ホノルル・マラソンで、父親の背中を見失ってしまいました。 ところが、ゴール手前100mで、父親がこちらを向いて息子を待っていました。 父親も同じ気持ちだったようです。 「大丈夫、大丈夫」といいながら息子に併走し、最後はしっかり親子が手をつないでのゴール。 「時間(タイム)より、二人でゴールすることが目標だったから」と。 「フルマラソンの過程で、いろいろな波が来て、それは人生もおなじようなことだと思うけれども、その波をどうやって調整していくか、まだまだ28歳の若造のぼくは、そう簡単には親父を超えられないなぁ」と永井大。ホノルルマラソンは何か五感で感じるものがあるとも。 それぞれの思い、それぞれの目標を持って走ったフルマラソン。 そんなゴールシーンを見ていて、桜井幸子は、なぜ、地上の楽園ハワイでフルマラソンを走る必要があるのか。と自問します。 それは、ゴールしたひとが、単なる達成感以上のものを感じるからだと思う、と言っていました。 ハワイの偉大なスピリット、すなわちハワイの自然や人間のアロハスピリットにふれ、ゴールした瞬間、人生の小さな悩みやモヤモヤが浄化されて、自分が生まれ変わった、と感じることができるからじゃないか。 それが、地上の楽園ハワイでフルマラソンを走る理由だと。 ハワイの青い空と藍い海、緑の山々、その自然が与えてくれるパワー。それは時に過酷なマラソンの環境を作るけれども、くじけそうな気持ちを後押ししてくれるのは、ハワイのひとびとの笑顔と優しさ、アロハ・スピリット そんなものが、いっぱい画面から伝わってきて、 やっぱりハワイはいいなぁ、行きたいなぁ、という気持ちになりました。 みていてとてもすがすがしい気持ちになる番組でした。 今度、10kmウォークに参加するかなぁ。 前、ブログで、ウクレレをもって10kmウォークに参加し、最後にゴールするときは、みんなでウクレレを演奏しながらゴールしよう、そんなことを書いたことがあったけれども、その時、何人かの人が賛同してくれたっけなぁ。 いつになったら実現できるかな。みなさん、どうですか、いつか一緒にやりますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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