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ラスタ・パスタのレレ日記

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2007年01月08日
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ウクレレ・プレイヤー、ジェイク・シマブクロがホノルル・マラシンに初参加したというので、朝からテレビ放送を楽しみに待ちわびて、見てみました。

思ったよりもジェイクの出演シーンが多かったですよ。

番組は、桜井幸子が一眼レフカメラを持って、フルマラソンの中継や、参加者に話しを聞くというもの。彼女自身は、マラソン以外にも野生のイルカをみにボートで出かけ、シーカヤックに乗り換えて本当に真近にイルカのそばまでいって、幸せそうでした。

さて、ジェイクは、ホノルル・マラソンの前夜祭でウクレレ演奏したそうで、その時の映像も少し映っていました。

ジェイクがなぜ、ホノルル・マラソンに参加したか。
ジェイクはツアーで日本やアメリカ本土に行っていて、1年に3ヶ月しかハワイにいないんですって。
そんなに忙しかったんですね。

それで、ハワイの大切な友達や家族との絆を深めるため、故郷のハワイを愛するためにぜひホノルル・マラソンを走ってみたかったそうです。

桜井幸子が、途中でボランティアの少年たちに混じって、ランナーにお水を渡していたところに、ジェイクが走ってきました。

「わお~」といって、元気です。完走したら、ディナー一緒にしようね、と桜井幸子と約束。

また走っていきました。

実は、桜井幸子、マラソン前にスタジオにジェイクをたずねていたんですね。
ジェイクのカマカのカスタムメイドのウクレレを結構フォーカスして写していて、ジェイクが、日本では昨年公開された映画『フラガール』の音楽監督をやったことなんかを紹介していました。

バックには、でも映画では使われなかった日本語版の「フラガール」がかかっていました。

ホノルル・マラソンって、コースをちゃんとみたことなかったんですが、朝の5時に

アラモアナを出発して
→ワイキキ
→ダイヤモンドヘッド
→カラニオア・ハイウェイ(でしたっけ)を一直線
→ハワイカイで折り返し地点
→再びカラニオア・ハイウェイ
→カハラ
→ダイヤモンドヘッド
→カピニオラパークでゴール

と、けっこう思ったよりもたくさん走るんですね。

トップ・ランナーたちは、2時間2-30分でゴールしてしまいますので、まだあたりが暗いうちにゴールしてしまいますが、普通の参加者は、途中から日が昇って急激に温度が上がり、太陽が直接あたるので、かなりきついようです。
レースの途中で、日の出が見られるマラソンも世界で珍しいそうです。


ホノルル・マラソンは「過酷で優しい」マラソンと言われているそうですが、過酷というのは、この気温と太陽に原因があるようです。


ジェイクは、スタジオで桜井幸子に会ったときは、フルマラソンに参加するのが「こわい」と日本語で言っていましたが、どうしてどして結構余力をあましてゴール。

ハワイのPositive Powerを感じたよ。
You should do it once in a life.

「一生に一度は参加してみるべきだよ」と言っていました。

ゴールしてからも、「ファワォ~」って言ってました。疲れているだろうけれども元気です。
ハワイにプチ滞在中のKさんが教えてくれましたが、そのあと、ジェイクは1時間のライブをちゃんとやったそうですよ。
凄い元気。

ジェイク以外では、

俳優・タレントの永井大(まさる)28歳が、お父さんの雅夫さん55歳と一緒に肩を組んでゴールしたい、という夢を持って走っていました。というのは、16年前、長野の親子マラソンで、当時12歳の永井大とお父さんが一緒に走り、くじけそうになる大くんを、「決してあきらめるな」といって最後まで一緒に走り、手をつないでゴールした記憶があったからです。

大きく成長した自分をみせたくて、親子の絆をより深くしたくて、もう一度一緒にゴールしたい。そんな夢をいだきながら走っていました。

永井大のお父さんは普通の会社員ですが、空手の指導をしており、体力つくりを普段からやっているひとでした。最初は、お父さんが、空手で痛めたひざの古傷が痛み出し、遅れそうになるのですが、じっと我慢で走り続けます。

今度は、息子の大くんおほうが遅れだします。仕事の合間の練習で1ヶ月しか調整していなかったということで、とうとう途中で歩き出してしまいます。お父さんはすでに1km先に行ってしまいました。

スタッフがお父さんに「息子さんがだいぶ遅れてしまいましたね」と声をかけると、
「大丈夫、ゴールで待っているから」とのこと。

1km後ろの息子大にスタッフがこれを伝えると、心ひそかに父親と一緒にゴールしたいと思っていたのに、その夢がはたせないかもしれない、とまた走り出します。

一方、TBSアナウンサーの久保田智子さんは、昨年に続く参加。
昨年は、目標の時間をきってゴールしたのに悔し涙を流してしまいました。
「最後の10kmぐらい、歩いてしまった。歩いたというのは自分にとって負けたみたいだ」と涙の意味を語っていました。

今年は、仕事の合間に4ヶ月練習を積んでの参加。今度こそ、途中でとまらないで走り続けよう。
しかし、予想外のことが起きてしまいました。
ホノルル・マラソン、例年の島を吹き抜ける風が吹かず気温はぐんぐん上昇。
水補給が十分でなかったのか、彼女の足が痙攣し始めてしまいました。
ついに痛さに耐えられず、救急コーナーで氷で膝を冷やします。

また、走り出したのもつかの間、最後のくだりで、今度は腿の後ろ側に負荷がかかって、またもやストップか。

ところが、後ろから来た日本人ランナーが、「あと10kmきったよ、さあ行こう!」
アメリカ人のランナーが「Keep doing, カモン!」
と、励ましてくれるのです。

久保田アナ、最後は前回のタイムを短縮してゴール。

沿道の応援、ボランティアの笑顔、一緒に走るランナーたちに励まされてのゴール。
(大変だったけど)「ホノルル・マラソン大好き~!」の一言。よくがんばりました。


父親の背中を見て育った永井大、ホノルル・マラソンで、父親の背中を見失ってしまいました。
ところが、ゴール手前100mで、父親がこちらを向いて息子を待っていました。

父親も同じ気持ちだったようです。

「大丈夫、大丈夫」といいながら息子に併走し、最後はしっかり親子が手をつないでのゴール。
「時間(タイム)より、二人でゴールすることが目標だったから」と。

「フルマラソンの過程で、いろいろな波が来て、それは人生もおなじようなことだと思うけれども、その波をどうやって調整していくか、まだまだ28歳の若造のぼくは、そう簡単には親父を超えられないなぁ」と永井大。ホノルルマラソンは何か五感で感じるものがあるとも。

それぞれの思い、それぞれの目標を持って走ったフルマラソン。


そんなゴールシーンを見ていて、桜井幸子は、なぜ、地上の楽園ハワイでフルマラソンを走る必要があるのか。と自問します。

それは、ゴールしたひとが、単なる達成感以上のものを感じるからだと思う、と言っていました。
ハワイの偉大なスピリット、すなわちハワイの自然や人間のアロハスピリットにふれ、ゴールした瞬間、人生の小さな悩みやモヤモヤが浄化されて、自分が生まれ変わった、と感じることができるからじゃないか。

それが、地上の楽園ハワイでフルマラソンを走る理由だと。

ハワイの青い空と藍い海、緑の山々、その自然が与えてくれるパワー。それは時に過酷なマラソンの環境を作るけれども、くじけそうな気持ちを後押ししてくれるのは、ハワイのひとびとの笑顔と優しさ、アロハ・スピリット

そんなものが、いっぱい画面から伝わってきて、
やっぱりハワイはいいなぁ、行きたいなぁ、という気持ちになりました。

みていてとてもすがすがしい気持ちになる番組でした。

今度、10kmウォークに参加するかなぁ。
前、ブログで、ウクレレをもって10kmウォークに参加し、最後にゴールするときは、みんなでウクレレを演奏しながらゴールしよう、そんなことを書いたことがあったけれども、その時、何人かの人が賛同してくれたっけなぁ。

いつになったら実現できるかな。みなさん、どうですか、いつか一緒にやりますか?






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最終更新日  2007年01月12日 23時12分31秒
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